作品一覧

  • 人間形成の日米比較 かくれたカリキュラム
    3.8
    1巻726円 (税込)
    多くの共通点をもち、互いに影響を与えながら、二つの国で「日本人」「アメリカ人」はどう形成されるのか。とりわけ摩擦の一因ともなっている“個と集団”への意識はなぜ異なるのか。子供観の検討、初等教育の比較から、著者は集団への同調行動の二つのモデルを見出す。両国で教育をうけ、カルチャーショックと逆カルチャーショックに交互に見舞われた熱い体験と、初等教育の現場での冷静な観察から生まれた、日米比較への新鮮な視点。

ユーザーレビュー

  • 人間形成の日米比較 かくれたカリキュラム

    Posted by ブクログ

    日本とアメリカを比べながら、どちらが優勢かではなく、今後どのようにしたら良いかを示してくれる本です。
    英語が重要視される中、アメリカ式の方が良い、または日本流はアメリカに比べて劣っている。これは本当なのでしょうか。 グローバル化が進む現在で、比較して選ぶのではなく、互いを尊重できる人になってもらいたいです。

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    2019年03月16日
  • 人間形成の日米比較 かくれたカリキュラム

    Posted by ブクログ

    欧米人は自分をはっきり主張する,一方で,日本人は自分の主張よりも協調性を重んじる,などということがいわれたりする.異なる国に住む人々は異なって当然だけど,その違いはどこから来るのだろうか?

    読後に思ったこととして,ある国の国民性というのは,人種によって決まるのではなくて,おおむねその国の教育システムや社会システムといった人々が暮らす環境によって決まるのではないかということだ.
    まあ当たり前といえば当たり前かもしれないが,改めて気付いた.

    仰々しいタイトルだが読んでみると,中身は,日米の主に小学校教育の比較である.わりと興味の引く内容でおもしろかった.

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    2013年10月26日
  • 人間形成の日米比較 かくれたカリキュラム

    Posted by ブクログ

    『人間形成の日米比較 かくれたカリキュラム』恒吉僚子 著  中公新書

    ★第一章
    日本―性善説・・・子どもを叱るときは、本来あるはずの“良心”に訴えかけながら諭す。
            元来、邪心がない子どもを軌道から外れた時に粘り強く方向を正すとう日本の伝統的発想は、まさに、わざと曲がろうとして変形してしまったわけではない植物に、添え木をするのと似ている「植物モデル」
    アメリカ―性悪説・・・放っておいたら子どもの中の悪魔が暴れだす。きちんと毅然とした態度で叱って“矯正”しなければならない。(ピューリタンたちの信仰「人間は生まれながらにして罪深い存在である。」に由来する)
             子ども

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    2011年10月19日
  • 人間形成の日米比較 かくれたカリキュラム

    Posted by ブクログ

    20年前だけどきっとそんなにかわっとらんのだと思います

     おもしろいなあ。育ち方にこんなに違いがぁぁ

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    2010年11月05日
  • 人間形成の日米比較 かくれたカリキュラム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1992年の本であるため文献としてはもはや古いです。
    僕が初めてこの本を読んだのは約5年前でした。
    その時の衝撃は凄まじくまた驚愕したものですが、再読すると、拍子抜けやら肩透かし…最早色褪せたような感触でしかありませんでした。
    乳幼児の子育てに関して、アメリカでは性悪説に則り『甘やかしは堕落へ導いてしまう』と危惧して厳しくしつける。
    例えば赤ん坊の夜泣きは親に対する挑戦と捉え、授乳を禁止し泣き止むまで放っておく。
    一方で日本では性善説的見地から『かんの虫が強い』と責任転嫁し、赤ん坊はわざと泣いたり迷惑をかけたりしているわけではないとし、寛容な子育てをする。
    学校生活(特に小学校)に

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    2011年09月07日

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