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  • イスタンブールを愛した人々 エピソードで綴る激動のトルコ
    4.3
    1巻902円 (税込)
    アジアとヨーロッパとを隔てるボスポラス海峡の両岸にまたがる国際都市イスタンブール。ここにさまざまな目的で滞在した日本人を含む一二人の人物の行動と記録を通して、オスマン帝国の崩壊からトルコ共和国の誕生まで一世紀にわたる激動のトルコの内外情勢をエピソード豊かに紹介する。同時に、歴史の宝庫としての古都の魅力や、同じアジアの一員としてかつて列強に対抗した日本とトルコの不思議な親近感をも伝えてくれる。

ユーザーレビュー

  • イスタンブールを愛した人々 エピソードで綴る激動のトルコ

    Posted by ブクログ

    エピソードを書くということ、作業としては、その準備を含め、大変なことだと思う。人物ごとに綴られるエピソードは興味深かった。また、イスタンブール、トルコが、周辺地域・国との関係で、重要な位置にいたことを初めて知ることができた。

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    2024年03月20日
  • イスタンブールを愛した人々 エピソードで綴る激動のトルコ

    Posted by ブクログ

    [誘惑と書いて、イスタンブールと読む]東洋と西洋の狭間にあって、数々の歴史的出来事の舞台となってきたイスタンブール。そんな都市に魅せられた人物のエピソードを紹介しながら、トルコの歴史についても合わせて教えてくれる作品です。著者は、イスタンブール大学で博士号を取得した後、イスタンブール領事などを歴任された松谷浩尚。


    アガサ・クリスティーやナイチンゲール、さらには乃木希典に至るまで、歴史的な人物の多くがこの都市とかかわりを持っていることに驚かされました。紹介されている人物のリストを見るだけで、東西の別なく多くの人物を惹きつけた事実とともに、東と西をつなぐその地理的な重要性を再確認させられました

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    2015年03月21日
  • イスタンブールを愛した人々 エピソードで綴る激動のトルコ

    Posted by ブクログ

    近代トルコの歴史は複雑であり、難解であるかも知れない。しかし、オスマン帝国と日本との交流や日露戦争、あるいはロシア革命、第二次世界大戦といった世界史上の大きな事件の中におけるイスタンブルと、関わりのある人物を通して俯瞰した近代トルコ史はかくも、魅力に溢れダイナミックである。歴史を記述する際に、何を中心に置くか、は非常に重要であるが、本書のアイディアは面白い。意外な人物とトルコとのかかわりが浮き彫りになっており、何度読み返しても参考になる。本書で得たトピクを頭に入れておけば、関連事項の勉強には非常に有利になると思う。

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    2009年10月04日
  • イスタンブールを愛した人々 エピソードで綴る激動のトルコ

    Posted by ブクログ

    最近はトルコ国内でも不安な情勢であり、気軽にイスタンブールに行こうと思うことができず、残念だ。
    ある都市について勉強したくなったときは、その都市の歴史本に手が伸びがちだが、本書のように都市に関連のある人物について、都市の歴史と絡めながら紹介する方法もとても良いと思った。
    日本の和歌山におけるエルトゥールル号難破事件については、このところメディアで度々取り上げられている場面を目にするが、事件のみの紹介になりがちで、トルコに義援金を持って行った人物に焦点を当てていない気がする。本書では詳しく山田氏について述べているため、エルトゥールル号難破事件と併せ、国交のない時代の日本とトルコの民間外交について

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    2015年05月16日
  • イスタンブールを愛した人々 エピソードで綴る激動のトルコ

    Posted by ブクログ

    トルコ旅行の参考に読んだが、トルコの近現代史が少し理解できた。クリミア戦争から第2次大戦までの約一世紀の間に、イスタンブールに滞在した日本人を含む12人のトルコに関わるエピソードを紹介している。さらに、12人が滞在した時期のトルコの近現代史についても、要領良く紹介している。12人のエピソードとトルコの近現代史を関連付けて読者の頭に入れるという試みは、成功している。取り上げた人物は、ナイチンゲール、シュリーマンからアガサ・クリスティ、ブルーノ・タウトまで幅広い。日本人も乃木希典、芦田均ら5人が登場するが、日本との外交関係樹立以前から民間大使として活躍した山田寅次郎のエピソードが興味深い。トルコの

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    2013年09月11日

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