この本を読むまで、アドラー心理学というのが最近話題になっていることを知らなかった。けれども読んでみると、今まで心理学に対して感じていた違和感が解消された。
過去の体験や経験によるトラウマや性質があり、それを変えたいと思ったとき、過去に焦点を当てると、そこにはまり抜けられなくなる人を良く見ていた
...続きを読む。ものの本によると「その時の気持ちを感じましょう」とかあるんだけれども、「その時」は辛い記憶のため、現在よりもその当時の記憶の強化にしかならないのではなかろうか、と。
私はそれよりも「今後どうしたいか」を考えた方が建設的だし、明るい未来に向かっていけると思うんだけどね。しかしながらバックボーンが無いため、それをうまく伝えることができなかった。
この本を読んでみて、他人はもとより、自分についても深く考えさせられることがある。当たり前だけれど、一度読むだけでは身につくものではないし、ほかにも読んでみた方が面白そうだなぁと思う次第でした。
興味深く面白かった。
ただ、読む前は、よくある心理あるある本としか思わなかったので、タイトルによる吸引力がないのはもったいないなーと。