野村総合研究所が1997年から3年ごとに実施している、日本の消費者1万人に行った消費意識調査結果を解説している本。
Webやソーシャルメディアの普及により、今は情報過多の状況にあり、どの情報をもとに決めるべきかとても難しくなっている。しかも、長く不況が続き、デフレが続いたことで、消費者は安く抑えるべ
...続きを読むき部分と、お金をかけても自分のために選ぶ部分を持つようになってきた。この自分で選ぶ部分にどのように入り込むかの重要性を説いている。
消費者のおおまかな希望を聞いて、場合に応じた選択肢を提示することが重要。たしかにその通りだが、オンラインだけでは難しいしリアル店舗ではコストがかかりすぎる。こうした話題を、消費者を代表的な5つのペルソナで表現し、実際のマーケティング例を紹介しながら解説する。
マーケティング関係者には当たり前の話かもしれませんが、専門外の方にはとても良い入門書だと思います。