藤宮茅の作品一覧
「藤宮茅」の「ひめがたり」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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面白かった
私は別に苦もなく読み進め、面白く思いました。心理学的(哲学的?)要素があり、5人視点の一人称で語られます。
隠したい過去の断片的な回想と、明かしたい謎のある現在が入り交ざったミステリー風味ですが、推理小説のような謎解きというより、特別な出来事やものが、その視点主の心理にどう影響しているのかがメインの心理重視の話に思いました。
一部、物事が抽象的(象徴的)にされて進むので、確かにもう少し説明があれば嬉しいなと思う場所はありますが、情報量が違うそれぞれの考えや会話に読み解くヒントらしきものがあるので、ニュアンスで読み進めて、私は問題ありませんでした。(最後にそれの持つ意味がわかりますが
設定はいいけど
話の設定は面白いのだと思います。ボリュームもあり、登場人物の様々な視点から書かれ、ストーリーが進みます。
しかしながら、文章力が稚拙です。覚悟して読まれた方が良いと思います。心理描写にばかり重点がおかれ、設定、背景での説明がおざなりです。心理描写にページを割きすぎて、設定が活きていません。行間からの読み取りするにも限界があります。下巻まで読めば、分かるのかもしれませんが、残念ながらこれでは読者を引き付けてはおけないと思います。辛抱強さがもとめられますが、私には無理でした。内容を哲学的と表現されたレビューがありましたが、ちょっと理解不能です。
ジャンルを問わず読書していますが、読みきることに厳し