比佐篤の作品一覧
「比佐篤」の「貨幣が語る ローマ帝国史 権力と図像の千年」「「帝国」としての中期共和政ローマ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「比佐篤」の「貨幣が語る ローマ帝国史 権力と図像の千年」「「帝国」としての中期共和政ローマ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
貨幣(まあ、当然ながらまだ紙幣は無いのでコイン)に刻まれた図や文字、これは当時のメディアの一つであり、このメッセージを読み解ければ、当時の政治、社会、あるいは権力者側が伝えたかったもののみならず、宗教観まで読み解いていけるのかと。
共和制時代の「選挙対策」から、皇帝のメディアとなっていく過程、あるいは、都市国家独自の貨幣が、ローマの支配下、ローマの権威の下に収斂されていく。
そして、民族毎の神、民族毎の権威から、地中海世界の唯一の権威としてのローマ皇帝の存在が続き、広まり、定着した事が、民族の枠を超えた一神教としてのキリスト教が西欧に浸透し、定着していく土壌となっていった(ということは、シリア