作品一覧

  • 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来
    3.8
    「知を生み出し共有する仕組み」が普及したことで、イノベーションの連鎖が起こっている現在。その構造に着目し、さらに立場や領域を超えて人々がつながり創造性を加速させられるよう、インターネット・コミュニティ「ニコニコ学会β」がつくられた。最初の実践は「ユーザー参加型学会(シンポジウム)」の開催だ。  これまでに実施した3回のシンポジウムはすべてニコニコ生放送で中継され、オンライン視聴者は総計25万人以上(生放送での視聴者数)、コメントは14万件を超えた。そこでの実践に、ニコニコ学会β実行委員各自が大学、研究所、IT企業等での仕事や研究、またアーティスト、デザイナーとしての活動を通して得た経験や知見を織り交ぜ描き出す、知的生産の最前線!
  • パターン、Wiki、XP ―― 時を超えた創造の原則
    3.6
    1巻2,508円 (税込)
    ソフトウェア設計の定石集である「デザインパターン」は,今や開発者の必須知識となっています。Wikipediaに代表される「Wiki」は,多くの人々に使われるソフトウェアに成長しました。「XP(エクストリームプログラミング)」は,現在主流となりつつあるアジャイルな開発方法論です。 デザインパターン,Wiki,XP。 一見,何の関係もなさそうに思えるこの3つは,実は同じ起源から発生した兄弟です。 しかもその起源は,ソフトウェア開発とは何の関係もない異分野の人である,建築家クリストファー・アレグザンダーの思想にあります。 本書では,アレグザンダー(パターンランゲージの発明者),ウォード・カニンガム(Wikiの発明者),ケント・ベック(XPの提唱者)らが織りなす約半世紀の歴史物語をたどりながら,優れた創造を行うための共通原則に迫ります。

ユーザーレビュー

  • 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来

    Posted by ブクログ

    『南極点のピアピア動画』(野尻抱介)と連続して読むと、フィクション(ピアピア動画)と現実(ニコニコ学会β)の境い目がなくなって最高だった。
    「ニコニコ学会βはTEDを超えてた」と言う言葉にハッとした。TED より ニコニコ学会β、YouTube よりニコニコ動画、ここに日本らしさが爆発しているんだなと。
    ついでにいうと、本書も似たような題材の『オープンサイエンス革命』よりも日本らしいのが面白い。

    0
    2013年06月03日
  • パターン、Wiki、XP ―― 時を超えた創造の原則

    Posted by ブクログ

    アレグザンダーの「6つの原理」がデザインパターン、XP、Wikiへどのように影響しているのかが非常に分かりやすく解説されている。分厚い「パターンランゲージ」はなかなか読む気が起きないので、こうしてその内容を端的にまとめ、その波及の仕方まで描かれている本は非常にありがたい。

    0
    2011年06月29日
  • 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来

    Posted by ブクログ

     言うは易し、行うは難し。
     学会にライブという発想を持ち込んだアイデアのユニークさ。ニコニコ学会βのような開かれた学会をやりたいと思いついても、実行、継続まではたどりつかないもの。その実行力、やり抜く執念は尊敬に値する。
     そして皆がアイデアを交換し合う中で次の目指すべき方向が見える、こうしてニコニコ学会βは、いつまでも発展し続けるのだろう。

    0
    2020年08月24日
  • 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チェック項目3箇所。YouTubeは、「使いやすい動画アップロードツール」という方向に機能を進化させ、ユーザーもそのように使っている、これに対してニコニコ動画は、「動画をもとにコミュニケーションをする」ことを志向している、ニコニコ動画にはコメント機能があり、YouTubeなどの動画サイトとは違って、あるユーザーが入力したコメントは動画の上を右から左に流れる。研究とは、仮説を立てて、それを検証するというプロセスを指す言葉だ、そのときの検証方法に特徴があって、自分以外の人でもそれを検証できるようにすることという制約がついている、このプロセスにあてはまれば研究といえる、つまり、研究しようと思ったら特

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    2013年12月01日
  • パターン、Wiki、XP ―― 時を超えた創造の原則

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    パタンランゲージのことを勉強したくてこの本を読んだ。
    第一部は、ソフトウェアに全く関係なく、アレグザンダーの建築のことが述べられている。
    パタンランゲージに興味なかったら頭に入っていなかっただろうと思うと、今のタイミングで読んでよかった。

    パタンランゲージの片鱗だけでも理解できただろうか。もっと奥深そうだなぁ。

    -引用-
    アレグザンダーの思想の中心にあった価値観は、無名の質を備えた建築を作り上げることでした。無名の質とは、古い年の調和した街並が備えている生き生きとした建物や町が持つ特性です。
    ベックは無名の質を備えたソフトウェアを目標とし、カニンガムは無名の質を備えたWebサイトを目標とし

    0
    2013年05月19日

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