作品一覧

  • 投資型医療 医療費で国がつぶれる前に
    3.7
    糖尿病に1.2兆円。人工透析に1.6兆円。骨粗鬆症骨折に1兆円―。 じつは、健康なあなたも払っています。 自分も家族も健康そのもので、医療の世話になることはほとんどない――そうした人たちにとっても、医療の「これから」は他人事ではない。 皆保険という制度では、医療を使う使わないに関係なく、保険料を支払わなくてはならないのだ。つまり社会全体の負担はあなたの肩に、いや財布に重くのしかかっている。 医療は病気があるから生まれたのではなく、健康を損なわないために生まれた。医療が病気を治すためにあるのか、病気から守るためにあるのか、この違いは大きい。 本書を読んで、ぜひ健康のケアそのものを目的とする「投資型医療」への転換を考えてほしい。それが必ず大きな力となって、やがて社会を変えていくのだ。 ※本書は『僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない』(2013年小社より刊行)を改題・再編集したものです。
  • 英知25人が示す 日本の針路(WEDGEセレクション No.27)
    -
    1巻220円 (税込)
    【WEDGEセレクション No.27】 英知25人が示す 「日本の針路」 25年後を見据えた提言  1989年の月刊「WEDGE」創刊後、実に様々な出来事が国内外で起きてきた。89年当時、日本がその後迎える「失われた20年」を予想し得た人は、どれだけいただろう。日本が「失われた20年」を二度と繰り返さないために、どういった方向に進んでいくべきか、国内外25人の“英知”がそのヒントを提示する。 ※本書は月刊誌「WEDGE」2014年5月号の創刊25周年記念特集を編集し、電子化したものです。電子書籍化に際し、一部加筆・修正を加えております。 ◎経済、企業 石黒不二代(ネットイヤーグループ社長兼CEO)、浜田宏一(米イェール大学名誉教授、内閣官房参与)、、村上太一(リブセンス社長)、ポール・サフォー(未来学者、デジタルフォーキャスター)、ヒュー・パトリック(米コロンビア大学名誉教授)、入矢洋信(トーヨー・タイ社長)、千本倖生(起業家、元イー・アクセス社長/会長) ◎政治、国際関係、安全保障 中西輝政(京都大学名誉教授)、井上寿一(学習院大学長/法学部教授)、ジェームズ・ホームズ(米海軍大学准教授)、鈴木英敬(三重県知事)、小谷哲男(日本国際問題研究所主任研究員)、山田耕平(レアメタルトレーダー) ◎教育、人材活用、医療、司法 松田悠介(Teach For Japan代表理事、京都大学特任准教授)、菊川 怜(女優)、駒崎弘樹(認定NPO法人「フローレンス」代表理事)、亀田隆明(医療法人鉄蕉会・亀田メディカルセンター理事長)、山本雄士(ミナケア代表取締役)、麻生川静男(リベラルアーツ研究家)、久保利英明(日比谷パーク法律事務所代表弁護士) ◎復興、観光、スポーツ、芸能、暴力団 星野佳路(星野リゾート代表)、宮本慎也(元プロ野球選手)、三遊亭圓歌(落語家/落語協会最高顧問)、溝口 敦(ノンフィクション作家、ジャーナリスト)、西本由美子(NPO法人「ハッピーロードネット」理事長)
  • 僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない
    3.4
    1巻1,760円 (税込)
    皆が元気で長く生きられる持続可能社会は、こうすれば十分可能だ! 世界一のスピードで、高齢化の進む日本。その中で、増大する一方の高齢者の医療費負担が国家の財政と国民の家計を圧迫している。一方で、医療の進化にも目を見張るものがあり、病気になる前の健康のケアもかなり部分が可能になっている。ところが、現状の仕組みの中では、それが活かされない。それを活かすことによって、いまよりずっと少ないコストで、今よりずっと病人を減らすことができるのに。 東京大学医学部ならびにハーバードビジネススクールでPh.D取得の著者と、東京大学法学部卒業後、厚生労働省に入省。現在は、マッキンゼーに籍を置く著者の共著による本書は、こうした日本の医療の現状をわかりやすく率直に示すとともに、社会からも個人からも医療費の負担を減らし、かつ健康の増進を図ることが十分に可能であることと、それを実現するための具体的な提言を、医学的知識と制度への理解、さらにはマネジメントの知見をあわせて、医療関係者はもちろん、患者である一般の人々一人ひとりにあつく語りかけている。
  • 投資型医療 医療費で国がつぶれる前に

    Posted by ブクログ

    ①日本の医療制度の本質的問題を容易に解説している。
    ②"医療戦略の本質"の前の導入書として有用。
    ③日本医療制度に対する危機感を具体的な例で示している。

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    2018年09月21日
  • 僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない

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    ネタバレ

    トラブルシューティング型から投資型医療へ。

    国民医療費40兆円(2012年)

    かつては感染症による急性疾患で死亡していたが、最近は、がん(30%)、心疾患(15%)脳血管疾患(10%)、5割が生活習慣病。医療費も3割は生活習慣病。

    保険者は3000件。

    医療費は2013年で約60万円。いずれは72万円(600万円)。世代間格差(生涯受益差)は2005年時点で60歳の者と比べて1億2000万円。

    官僚は街に出て、一次情報を集めよ。課題設定をより現実に即した目線で行うことが重要。

    医療をアウトカムで評価すべき。

    健康に投資した人にはご褒美を、そうでない人にはペナルティを、というインセ

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    2014年05月05日
  • 僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    医療制度改革の問い直し。制度の持続=誰が保険料、医療費を負担するか?の議論から、健康保険の目的そのもを転換することの提言です。保険はいわば、支え合い。私が健康管理を怠れば、隣の兄さん、向かいの姉さんの負担になるし、私も何処かの暴飲暴食メタボさんの医療費を負担している。健康管理は社会のためです。

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    2013年09月16日
  • 僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない

    Posted by ブクログ

    医療に関わるすべての人へ。
    医療者や研究者だけじゃない、患者さんにも読んで欲しい。

    日本の医療問題について「お金」を切り口に学ぶ本。

    治療することではなく、病気にならないことこそ、医療の目的である。
    病気になったとしても、価値の高い治療を受けることができれば、
    いい医療となり、結果として安く済む。

    現状と問題については、これ以上にわかりやすく書かれた本はないと言えるのではないだろうか。何も知らない人が前半部を読み、それぞれの立場で医療に対する姿勢を改められれば、この国の医療の風向きは変わるだろう。

    これからの改善については、方向性としてはとても賛同でき、今、まさに国で有識者が議論してい

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    2013年07月19日
  • 投資型医療 医療費で国がつぶれる前に

    Posted by ブクログ

    未病のうちに治療を開始し、健康を維持する投資型医療のことが記載されています。何兆円と言う数字やグラフがたくさん出てきます。
    とても大きな視野から医療を見ている、専門家、官僚の意見だなと思いました。医師の現場の意見はなく、より高いところから医療が論じられています。厚労省のなかの会議をわかりやすく説明している感じです。賛同する点は多くありますが新しい知見はあまりありませんでした。

    0
    2022年04月06日

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