片岡剛士の作品一覧
「片岡剛士」の「アベノミクスのゆくえ~現在・過去・未来の視点から考える~」「円のゆくえを問いなおす ――実証的・歴史的にみた日本経済」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「片岡剛士」の「アベノミクスのゆくえ~現在・過去・未来の視点から考える~」「円のゆくえを問いなおす ――実証的・歴史的にみた日本経済」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
早稲田大学経済学部の若田部正澄教授が円高のメカニズムを理解するための3冊のうちのひとつにあげているのが本書。円高の状況、その原因と弊害、政府・日銀の対応について、理論、歴史、データに基づいて、丁寧な分析を行っています。本書を十分に理解すれば日々の為替の動きや金融政策に対して、新聞の論説やエコノミストのコメントの確からしさを見極めたり、自分なりの考えを述べることが十分に可能となるでしょう。
本書の内容で、特に私が興味をひかれたのは、円高がどの程度進行すれば弊害が生じる「過度な円高」と言えるのかの基準を示すところです。それに照らすと、リーマン・ショック後(2008年→2012年在)の110円