作品一覧 2023/01/23更新 アベノミクスのゆくえ~現在・過去・未来の視点から考える~ 試し読み フォロー 円のゆくえを問いなおす ――実証的・歴史的にみた日本経済 試し読み フォロー 景気回復のウソ 試し読み フォロー 相場を見抜く経済指標 試し読み フォロー 日本経済はなぜ浮上しないのか アベノミクス第2ステージへの論点 試し読み フォロー ポスト黒田に待ち受ける難題 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> 片岡剛士の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 日本経済はなぜ浮上しないのか アベノミクス第2ステージへの論点 片岡剛士 日銀審議委員に就任される著者による、2014年時点でのアベノミクスの評価と消費税が8%に増税された影響について、かなり詳細に記されています。第二次安倍政権でのアベノミクス効果は良かったものの、消費税増税による影響が景気回復の腰折れにつながったとのことです。強く同意するとともに、著者の審議委員としての...続きを読むご活躍も期待したいところです。 Posted by ブクログ 日本経済はなぜ浮上しないのか アベノミクス第2ステージへの論点 片岡剛士 何故アベノミクスが今現在、上手くいかないのか。またその原因は何か。 非常に簡潔明瞭に、そして普通の人が読むのに負担にならない程度のグラフや数値を示して説明されている。 やはり消費税増税したことが、景気を腰折れさせてしまったことだと主張されています。 また貿易赤字黒字の誤解についても、巻末の解説に書か...続きを読むれており、是非読んだ欲しい。 Posted by ブクログ 円のゆくえを問いなおす ――実証的・歴史的にみた日本経済 片岡剛士 ポイントとなる点は繰り返し説明されるなど、説得力ある(が小さくて読みにくい)グラフと合わせて、非常に理解しやすく書かれている。 これは新書なので、コスパは非常に良いと思う。 Posted by ブクログ 円のゆくえを問いなおす ――実証的・歴史的にみた日本経済 片岡剛士 経済学の観点から、国際為替相場における円高の問題と日本経済の立て直しについて語った本。新書にあるまじき重厚な内容で、原因と結果を混同しがちな経済と円高の関係性について俯瞰的に理解できた。 実質為替レートで言えば、円高はさほど進んでいないようにも見える。ただしそれは分母である物価上昇率が、デフレ化に...続きを読むおいて停滞しているからであり、世界各国の通貨から見ても総合的に円高は進行している。 これは中央銀行の金融政策の失敗であり、アメリカやヨーロッパで拡大する量的緩和に比べて、日銀の対応が不十分であるということを示している。 Posted by ブクログ 円のゆくえを問いなおす ――実証的・歴史的にみた日本経済 片岡剛士 早稲田大学経済学部の若田部正澄教授が円高のメカニズムを理解するための3冊のうちのひとつにあげているのが本書。円高の状況、その原因と弊害、政府・日銀の対応について、理論、歴史、データに基づいて、丁寧な分析を行っています。本書を十分に理解すれば日々の為替の動きや金融政策に対して、新聞の論説やエコノミス...続きを読むトのコメントの確からしさを見極めたり、自分なりの考えを述べることが十分に可能となるでしょう。 本書の内容で、特に私が興味をひかれたのは、円高がどの程度進行すれば弊害が生じる「過度な円高」と言えるのかの基準を示すところです。それに照らすと、リーマン・ショック後(2008年→2012年在)の110円→70円台は過度な円高ですが、プラザ合意後(1985年→1988年)の254円→127円は過度ではないとなります。この違いに興味を覚えた方は是非、本書を手にとってください。 なお、本レビュー冒頭の若田部先生推奨の円高を理解するための3冊ですが、私もこれらが鉄板と考えます。残りの2冊は安達誠司『円高の正体』、岩田規久男『デフレと超円高』。 若田部先生は、『円高の正体』、本書、『デフレと超円高』の順で読むことを推奨していますが、私は本書の先に『円高の正体』を読んだ方がよいと考えます。為替の変動には予想インフレ率が大きく寄与しますが、『円高の目標』はこの点の理論的な説明が詳細で、本書の理解の助けになると考えます。 Posted by ブクログ 片岡剛士のレビューをもっと見る