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  • 間違い学―「ゼロリスク」と「レジリエンス」―(新潮新書)
    3.6
    1巻880円 (税込)
    手術患者の取り違え、投薬ミスによる死亡事故、手動遮断機の操作ミスで起きた踏切事故――あらゆる「ミス=間違い」は、人が関わることで生じている。しかし、生身の人間である以上、間違いを100%なくすことは不可能だ。なぜ、どのように間違いは起こるのか? そのミスを大惨事につなげないためにはどうしたらいいのか? 世の中にDXが浸透する現状もふまえ、最新の知見をもとに徹底分析。

ユーザーレビュー

  • 間違い学―「ゼロリスク」と「レジリエンス」―(新潮新書)

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    北九州市立大学の名誉教授である松尾氏の、「エラー」に関する著作。ヒューマンエラーやシステムエラーから生じる重大な失敗から本質を学び、人間の認知の誤解をいかにシステムとリンクさせてエラーを無くしていくかについて、分かりやすく記載した本。人間である以上ヒューマンエラーは避けられないために、多くのエラーから傾向を分析し失敗をなくしていくことが必要である。一個の重大事故の裏には、29個の軽微なエラーが潜んでいるということ(ハインリッヒの法則)を理解して、ヒヤリハットがあればそこに、重点的な改善を施すべきである。エラーはやむを得ないものではあるが、減らす努力は常日頃からしておくべきである。また、事故とい

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    2024年08月31日
  • 間違い学―「ゼロリスク」と「レジリエンス」―(新潮新書)

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    人が関わるところにヒューマンエラーが発生する。
    システムや社会が複雑化するなかで、リスクを完全にゼロすることはできないからこそ、ヒューマンエラーへの理解は不可欠となる。

    ヒューマンエラーの入門書としてとても読みやすいと思うが、事例がもう少し一般の方にも馴染むものだったら広く読まれるようになったと思う。

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    2025年03月01日
  • 間違い学―「ゼロリスク」と「レジリエンス」―(新潮新書)

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    ヒューマンエラーの原因と、対策を検討する際に留意すべき点について、コンパクトにまとまっている。
    新しい視点として、ITをアシスタントとして用いることが当たり前になった時代だが、それに伴い、今までなかったリスクもあることや、ゼロリスク・完璧な対策はあり得ないのという前提にたち、レジリエンス・ダメージコントロールの視点が重要であることを強調している。

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    2024年09月23日
  • 間違い学―「ゼロリスク」と「レジリエンス」―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    日常の小さなミスから大きな事故まで、間違いがどのように発生し、どのように対処できるかを学ぶことができました。特に、ヒューマンエラーを防ぐためのシステム改善や、注意力の限界を認識する重要性についての考察が非常に興味深かったです。具体例が豊富で、読み進めるうちに「なるほど」と思う場面が多く、おもしろかったです

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    2024年08月04日
  • 間違い学―「ゼロリスク」と「レジリエンス」―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ぽかミスの解決策は示されていない、というか完全な解決はないということだ。中盤までに紹介される間違いの事例は、変な言い方だが、味わい深いものだ。これらの事例を知るだけでも、この本を読む値打ちがあると思う。

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    2024年07月28日

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