作品一覧

  • 「お迎え」されて人は逝く 終末期医療と看取りのいま
    4.0
    死は、けして敗北ではありません。人生を、医療任せにしてはいけません。――「亡き母が手を握ってくれた」「夫と愛用車でドライブに行った」――これまで幻覚・せん妄として治療対象であった「お迎え」現象が、死生に向き合う貴重な過程として医療現場で注目されています。死を怖れ、痛みとたたかう患者に何ができるのか、緩和ケア医として2500人を看取った医師が終末期医療のあり方、死との向き合い方を問いかける。
  • 緩和ケア医から、ひとりで死ぬのだって大丈夫
    4.0
    3000人の終末期に寄り添った緩和ケア医が、「たった一人でも大丈夫」といえる最後の日々のあり方を、具体的な事例とともにアドバイスする。病院でも在宅でも、痛みへの対処法、家族や友人のかかわり方、病と死への向き合い方をつづる貴重な一冊。
  • ポケット介護 [みんなで支える]終末期のケア
    -
    1巻1,738円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 死を間近で体験したことのない介護職や介護に関わる人(家族、福祉関係者)、そして終末期にあるその人自身に向けて、在宅介護と緩和ケアの実践者が現場ならではの知恵をまとめました。最期までその人らしく生きるために「何をしなければならないか」「何ができるか」「こんなときどうすればよいのか」を解説しています。心の部分、スピリチュアルな部分やグリーフケアについても記載。イラストも多く、読みやすく親しみやすい内容です。いかなるときも、旅立つあなた、看取るあなた、そして支援するあなたの応援団でありたい、そんな願いを込めた1冊です。
  • 今日も、「いのちの小さな奇跡」を見つめて。(大和出版) 最後まで自分らしく生きられる32のヒント
    -
    1巻1,200円 (税込)
    たとえどんな状況にあったとしても、人は新たな物語の中で自分を輝かせる力を持っているんです――「心の殻を打ち破る勇気を与えてくれた」「死は人生の一部だということがわかった」「今やるべきことを教えてくれた」等、共感の声、続々! 2,500人を看取った医師が明かす、今が尊く思える極意をあらわした一作。本文では、生きていくことには一つひとつ意味があるということ。そして、家族がいてもいなくても支えになってくれる人はそばにいることや、悲しみや苦しみを取り込んで生きることについて。さらには、いま、やりたいことを全うすることなど、微笑んで「その日」を迎えるために知ってほしい生き方のヒントを伝える。読むごとに、生きていく価値が増えていく。少しずつ、生き方が変わっていく――。

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ユーザーレビュー

  • 「お迎え」されて人は逝く 終末期医療と看取りのいま

    Posted by ブクログ

    書籍としてはともするとトンデモ本の類と言えなくもないが、主旨には共感できる。
    死期が近づいて説明できない言動が出ている患者に対し、医療従事者や家族が「せん妄」ではなく「お迎え」ととらえることで、患者の旅立ちまでの時間は大きく変わるだろう。静かに肯定し見守ってもらえると心安らかに旅立てるのではないか、と思う。
    以前読んだ『ミシンと金魚』も思い出した。

    P82「本人が怖くないというのなら。夜中でも起きてしゃべっていようがいいじゃない」となれば、多分その人はだれかとの会話を続けることができるでしょう。でも意識障害と判断してすぐに薬剤治療をして眠った状態にしてしまうと、もうそうしたチャンスが奪われて

    0
    2025年08月09日
  • 緩和ケア医から、ひとりで死ぬのだって大丈夫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家族や大事な人を看取るに際して、そして自分の生き方死に方を考えるために有益。
    最後の瞬間に立ち合う人がいなかったからとて、それは決して孤独死ではないという部分にとても共感。たとえば自宅でなくなっても、最期の瞬間に誰もいないということは、ままあるもの。
    どんな最期を迎えるか、どんな医療を望むか、誰もが考えておかなければならない。そしていつでも死は隣にある、ということも心しておきたい。

    0
    2022年01月18日
  • 「お迎え」されて人は逝く 終末期医療と看取りのいま

    Posted by ブクログ

    死を常に意識して毎日を大切に生きて行きたい。
    でもそんなに簡単に死を受け入れられない。
    本当に難しい話だと思う。

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    2020年09月30日
  • 「お迎え」されて人は逝く 終末期医療と看取りのいま

    Posted by ブクログ

    タイトルだけ見るとスピリチュアル系の本のようである。だが著者は現役の医師で、病院の診療部長として、臨床と教育の両面で緩和ケアに携わっている人物である。

    近年、日本で臨終を迎える人の多くは、病院で息を引き取る。全体としては8割、癌患者では9割という。こうした状況は実は先進国でも珍しく、背景には日本独自の国民皆保険制度がある。それ自体はすばらしい制度ではあるが、何かあればすぐ病院へ、という風潮は自然、強くなる。
    病院は、その性質上、「病気と闘う」ところである。可能性がある治療法があれば試す。こうすれば治る「かもしれない」、治る「可能性がある」手立てがあれば、提案する。
    ここでは、基本的に、「死」

    0
    2016年09月03日

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