吉田伸之の作品一覧
「吉田伸之」の「シリーズ日本近世史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「吉田伸之」の「シリーズ日本近世史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
通史の概説書としては、著者も認めているように、難しいし、江戸だけだし、……。しかし、各叙述を読むと非常に丁寧に史料と向き合いながら何とかして都市の民衆の営みを浮かび上がらせようとしていることはよくわかる。
第1章では城下町江戸の成り立ち・概略、そして各論に当たる第2〜4章では、町方の中心部である南伝馬町、寺院と寺領の社会である浅草寺、そして有名な宿場である品川とそれぞれ性格の異なる地域が取り上げ、第5章では江戸のエネルギー源であった薪炭の舟運を介しての流通とそれに関わった商人などが取り上げられている。
経済史的にはやはり最後の薪炭の話が一番興味深いが、それぞれ具体的な分析対象として取り上げ
Posted by ブクログ
江戸城の周囲に、大名屋敷、町人地、寺社地などが展開する巨大城下町・江戸。
そこでどんな暮らしが営まれたのか、残された貴重な資料から読み解く意欲作。
本書では「下からの視座」に立ち、ふつうの人々の暮らしや営みを事実に即してリアルに描かれている。
「社会=空間構造論」「身分的周縁論」「分節構造論」という手法を用い、江戸のごく一部ではあるが、南伝馬町ー江戸町方中心部の世界、浅草寺―寺院と寺領の社会と空間、品川―宿村と民衆世界、舟運と薪―江戸の物流インフラと燃料について、残された資料を読み解いている。
西洋文明を取り入れざるを得なかった日本社会、その円熟期の日本を「下からの視座」で分析した筆者