ユーザーレビュー ぞうきん 河野進 「こまった時に思い出され 用がすめば すぐ忘れられる ぞうきん 台所のすみに小さくなり むくいを知らず 朝も夜もよろこんで仕える ぞうきんになりたい」。最近の私は何に対しても見返りを求めていた。卑しい気持ちでいっぱいで…。喜んで仕えるなんて難しい。でもこの詩のような生き方に少しでも近づければ良いな。 Posted by ブクログ ぞうきん 河野進 ノートルダム清心学園の渡辺和子さんの「置かれたところで咲きなさい」という本の中で紹介された河野進さんの詩集です。岡山県玉島市で長年牧師をなされていた方です。 この詩集を読んで感じるのは、言葉は饒舌すぎずとも、心は伝わるということです。 こんな詩がありました。 『忘れる』 愛して すぐ忘れますように ...続きを読む施して すぐ忘れますように 怒って すぐ忘れますように ゆるして すぐ忘れますように 裏切られて すぐ忘れますように 苦しんで すぐ忘れますように 悲しんで すぐ忘れますように 夜ねむるときは なにも持ちませぬように 斯くありたいと願います。 Posted by ブクログ 河野進のレビューをもっと見る