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争って先きがけするより/途中もみんなと仲よく行きたい/どうせ海に落ちつくのだ/あくせくせずに 悠々と参ろう(「悠々」より) たくさん卵を産んで/ふえるほかに途がない/いつまで生き残れるか/弱いものほど最後まで生き残るにちがいない(「鰯」より) ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』で紹介されて以来、全国から感動の声が続々届く、心に寄り添う、珠玉の名詩を収録。
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Posted by ブクログ
「こまった時に思い出され 用がすめば すぐ忘れられる ぞうきん 台所のすみに小さくなり むくいを知らず 朝も夜もよろこんで仕える ぞうきんになりたい」。最近の私は何に対しても見返りを求めていた。卑しい気持ちでいっぱいで…。喜んで仕えるなんて難しい。でもこの詩のような生き方に少しでも近づければ良いな。
詩集を初めて購入した。 一度は買わずに出たけれど、どうしても気になって、本日手元に。 病む、という詩に出逢うためだったのかな。その詩からメッセージを、大丈夫だと言われている気がして目頭が熱くなった。 「人間には、吸い込んだ不幸を、感謝に変える力が与えられている」というフレーズが気に入った。
ノートルダム清心学園の渡辺和子さんの「置かれたところで咲きなさい」という本の中で紹介された河野進さんの詩集です。岡山県玉島市で長年牧師をなされていた方です。 この詩集を読んで感じるのは、言葉は饒舌すぎずとも、心は伝わるということです。 こんな詩がありました。 『忘れる』 愛して すぐ忘れますように ...続きを読む施して すぐ忘れますように 怒って すぐ忘れますように ゆるして すぐ忘れますように 裏切られて すぐ忘れますように 苦しんで すぐ忘れますように 悲しんで すぐ忘れますように 夜ねむるときは なにも持ちませぬように 斯くありたいと願います。
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