ポールリンチの作品一覧

「ポールリンチ」の「預言者の歌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 預言者の歌

    小説・文芸

    3.4
    1巻3,410円 (税込)
    ブッカー賞受賞! 近未来アイルランド版『一九八四年』 近未来アイルランド。全体主義国家へと変貌を遂げていくなか、生物学の研究者で四人の子供の母でもあるエイリッシュは決断を迫られる。国家警察に連行された夫を待つか、子供たちを守るためカナダへと亡命するか。2023年ブッカー賞受賞の傑作ディストピア小説

ユーザーレビュー

  • 預言者の歌

    Posted by ブクログ

    読み始めたら止まらないページターナーで流石は2023年のブッカー賞受賞作品。

    極右政党が政権与党となり全体主義へと社会が変容していくことに主人公が翻弄される様を描くのはミシェル・ウエルベックの「服従」を思い出した。「服従」は露悪的で皮肉めいたユーモアも強かったけど、本作の不穏なトーンで徐々に普通の家族の日常が崩れてゆく語りは一貫してシリアスだ。

    政府軍に与しある種幸せな飼い犬になるか、民主主義や自由という理想のために多くを失うかを読み手に突き付けてくるようで落ち着かない読後感がある。

    物語後半の主人公エイリッシュの覚悟を決めた様子は痛切で胸を締め付けられる思いだった。ラストシーンには冒頭

    0
    2026年07月26日
  • 預言者の歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正確に言うとアイリッシュ・ディストピア文学。
    早川書房の新シリーズ第一作目として手に取ったが、重くて陰鬱な気持ちに圧倒されてしまった。昔は?、まだ学生の頃はディストピア小説を読んでも距離が保てていた気がするが、いつの間にやらずぶずぶするようになって、今回はヒイヒイ言ってしまった。重すぎ、、
    でもこうやって独裁政権に滑り落ち、監視社会になっていくんだろうと思うと、本当に人事じゃないし、こうなった瞬間に国を出ないと(いつも思ってる)、どうしようもなくなってしまう。
    拷問された息子の死体を見つけるシーン、壮絶だった、、

    …自分が生きている間に何か突発的なことが起きて世界が終わる、などと考えるのおは

    0
    2026年08月01日
  • 預言者の歌

    Posted by ブクログ

    自分が主人公の立場だったら?‥妻として親として、個人の立場として、初っ端からどん詰まりと言うか、他人事とは思えない現実味にどんよりして、なかなか読み進められない。一旦休憩して、あとで読む‥(しばらく放置)
    こんな未来が来るとは思ってもみなかった‥淡々と静かに意味がわかるほど怖い。

    0
    2026年07月29日
  • 預言者の歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もっと悲惨で劇画チックなものを期待していたので余計にがっかり↓
    ※形而上学的なものを期待している人には読み応えがあるのかな(まぁ表題が「預言者の歌」なので本筋はこちらの方なんだけれども…)

    ましてや最期が糞詰まりで読後感もスッキリしない。
    ※私は読後も嫌な気分が消えないようなインパクトを期待してたので…

    具体的には…

    ディストピアものとの前触れだったのに、グロい展開は次男が…になった最終版から。
    特に反乱軍が威勢を振るう中盤は「もしかしてハッピーエンド?」と思わせるようなユル~い展開。
    独裁政府やそれにたなびいていく人間の汚い部分をもっと露骨に描写する場面が欲しかった。

    あと結局父はど

    0
    2026年06月27日
  • 預言者の歌

    Posted by ブクログ

    政権が変わり、昨日まで正しかったことが悪になり、さまざまな権利が剥奪され日常が崩れていくというディストピア。
    「  」がなく、段落の区切りもほとんどない。
    ひたすら文字が攻めてくるような文章は、イカつい内容にあっていると思う。

    0
    2026年06月17日

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