芝夏子の作品一覧

「芝夏子」の「わたしは社会」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • わたしは社会

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    子どもが好きでもなかったが、たまたま求人を見かけ、放課後児童クラブで働きだす如月。「せんせい」と呼ばれることに違和感を持つが――(表題作「わたしは社会」)。他、第6回林芙美子文学賞佳作受賞作「煙草の神様」も併録。

ユーザーレビュー

  • わたしは社会

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わたしは社会→特別支援の仕事をしており、学童ではないが、教師とは違った立場で子どもに接していることから、読みたいなと思った作品。子供がたくさん集まる場所の現場の大変さがとてもリアル。また、子供の背景に感情を持っていかれそうになる主人公、葛藤が胸に迫るものがあった。最後は上のことや同僚のこと、一せんせいという立場を気にすることなく、自分の判断で自分の責任で児相に通報してよかったと思う。それでよかった。そうやって、誰かが、踏み込みすぎだとか言われても、よその子供に対して真剣にならないといけない。そういう大人がいないといけないと思う。全員がその子を見ないふりしてしまったら、その子はどうなるのだろうか

    0
    2026年07月03日
  • わたしは社会

    Posted by ブクログ

    子どもが好きでもなかった主人公、如月が児童クラブでの子どもたちに対する苦悩や働きぶりがとても鮮明に描かれていきます。先生と呼ばれる事への違和感、子どもとの接触に悩み苦しむ過程、なかでも特に印象に残った文面は「月路君の手指の感触は誰かの記憶のようだった。彼を産んだ母親が持っていたもの。」読んでいて感情移入してしまった。あなたもぜひ読んで見て感情移入してみてはいかがですか。

    0
    2026年03月25日
  • わたしは社会

    Posted by ブクログ

    「わたしは社会」⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
    学童保育の現場では、せんせいであれば人間の個体名も、要らない。そこではいろいろな事情を抱える子供が生きる。元気な子も、体調不良の子も、夜は一人で過ごさなければならない子も、過剰な心配を向けられて自分で歩く道を決められない子も。そんなときでも、せんせいはせんせいであればいい。その子たちのせんせいであれるなら、身投げでもなんでもするし、何度でも死んでやる。せんせいは、子供が生きれられる社会であるのだ。
    語り手はそう考える。非正規ながらも毎日をせんせいとして、社会として生きる。子供たちからその身を預けられたのなら、必ず受け止める。子供たちからせんせいへのお願いを受け

    0
    2026年05月22日

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