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作品一覧

  • 百歳の景色見たいと母は言い
    NEW
    -
    100歳の母親を介護し看取るまでの日々。 市毛良枝さんが、母と娘という関係から、親の老いを受け入れ、親を看取るまでの介護の日々について1冊にまとめました。親の老いに伴走し介護に翻弄される毎日から、施設への入居、在宅介護、そして親の笑顔を見るために90代の車椅子の母を連れて行ったアメリカ・オレゴンへの海外旅行など、激動の日々を綴ります。母と娘の生き方を通して、介護に直面した人々が共感でき、そして後悔しない人生を送ることの大切さを伝えてくれます。
  • 73歳、ひとり楽しむ山歩き
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    登頂しなくても、ひとりでも、何歳でもいい。俳優業や介護で中断しながら30年間山を歩き続けて見つけたのは「山の中で見るものはすべてが美しい」ことだった。自然に入り、自分を見つめなおす喜びを綴るエッセイ。 【目次】 CHAPTER 1 山で出会った道 69歳、大自然の中を貫く 世界一美しい散歩道、ミルフォードトラック 40歳のはじめの一歩 白く美しい燕岳 自分らしくなれる場所 私たちの道標のような人 CHAPTER 2 山は文化だった 「山と溪谷」と私 歩くことで紡がれた物語 室堂山ですれ違っただけの人 幻のジャンダルムデート CHAPTER 3「自分の山をやりなさい」 『山なんて嫌いだった』 エベレスト街道の21日間 帰国した薄汚い女 ヒマラヤの山頂に立つ 念願の「自分の山」をやれた夏 CHAPTER 4 登れなくても自然があった やりたい山に出会った矢先 母「絶対に南極へ行く」 小さな自然が元気にしてくれる 自然に親しむトレイル・カルチャー 加藤則芳さんが遺した道 CHAPTER 5 自分のために道を歩く 自分でシナリオを書きながら登っている 還暦から歌手になる 田部井さんとの最後の山 歩かれなくなった道は消える 足裏で聞く枯葉の音
  • 山なんて嫌いだった
    4.1
    芸能界一の山好きで知られ、日本トレッキング協会の理事を務める市毛良枝さんが、山と出会い、こころひかれてゆく過程を素直に綴った、初の書き下ろしエッセイ。 大の運動嫌いだった彼女が、山に登ることによって大きく変わってゆく様子が、飾りのない文章で描かれています。 初登山の燕岳から、南アルプス塩見岳、八甲田山、安達太良山、八ヶ岳、双六岳、槍ヶ岳、九重山、天城山、キリマンジャロなど、10年間の山旅はもちろんのこと、『山と溪谷』取材の裏話、登山家たちとの交友、エコロジー問題、そして自身の内面変化なども描ききった話題作。

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ユーザーレビュー

  • 73歳、ひとり楽しむ山歩き

    Posted by ブクログ

     読後、清々しい気持ちになった。
    市毛良枝さんというと、好感度の良いお嫁さんにしたいNO1の女優というイメージで、山に登られている事は知っていたが、お嬢さんの趣味かと思っていた。ところがどっこい、本格的な登山で、ヒマラヤもキリマンジャロも行かれたというから、ガチな登山家だ。女優さんなのに、日焼けが気にならないのかなと思った。
     登山を通しての人脈が素晴らしく、田部井さんともかなり仲良しだったそうだ。登山を通して、彼女の世界が広がっていった様子がよくわかる。
    これからも女優さんのお仕事と、登山に纏わる様々な活動を頑張ってやって頂きたい。

    0
    2024年12月25日
  • 山なんて嫌いだった

    Posted by ブクログ

    387

    市毛良枝の山なんて嫌いだったやっと読めた。ハワイの山憧れるな。あんまりハワイに山目当てで行く人居ないけど。市毛さんは運動神経は全く無かったけど、山はハマったって言ってて、山歩きはそういう万人に開かれた素晴らしいスポーツだと思う。






    これが登山だという認識も、登山はスポーツだという認識もな かった。それまでは高所を目指したり、ザイルやピッケルを使って 岩山や雪山に登ること、つまりエベレストのような山に登ることを 登山だと思っていた。自分は歩いて登っただけ。ただ歩いただけな

    人の和には自信があるなんて言ったって、ちょっと落ち込んだだけで、もうこの世界 で友だちといえる人はいな

    0
    2023年06月28日
  • 73歳、ひとり楽しむ山歩き

    Posted by ブクログ

    市毛良枝さんが登山をされているというのは聞いたことがあったが、この本を読んで、想像以上に本格的な登山を経験されていると知り驚いた。もはや登山家!

    物静かな俳優さんというイメージだったので、本から伝わる気さくで芯がある強さを感じさせる文章に意外だなと思った。

    山に登るようになってからの人とのつながりが多く語られているが、なかでも田部井淳子さんとのふれあいにひかれた。田部井さんて魅力的な方だったのだなと改めて感じた。同郷なのでなんだか嬉しい。

    市毛さんが山を通じて、人とつながり、活動している様子はとても精力的で刺激を受ける。あの小さな身体にどうしてこんなパワーがあるのかしら?なんだか私も山に

    0
    2025年03月08日
  • 73歳、ひとり楽しむ山歩き

    Posted by ブクログ

    ニュージーランドの世界一美しいと言われるミルフォード・トラックを歩かれた話から始まり、40歳で山ガールデビューされた市毛良枝さん、最初の山登りがなんと燕から常念への2泊3日の小屋泊縦走だった事にも驚きました。
    若い時からスポーツとかされてなかったインドア系のお嬢様育ちの女優さんが突如山に目覚めてキリマンジャロとかヒマラヤトレッキングにも行っちゃうのだかもう素晴らしいの一言に尽きます。山をやりだすと誰もが一端の哲学者みたいになっちゃうところもアルアルのようなんですが本当に素晴らしいと思いました。
    また、女性で初めてエベレストに登った田部井淳子さんとも親交を深められたり、他にも加藤則芳さんとか超一

    0
    2025年01月25日
  • 73歳、ひとり楽しむ山歩き

    Posted by ブクログ

    この本を手に取った時、ちょっと躊躇った。今年、私は足を傷めて山に登れなくなった。山登りを始めてから、初めて、夏はどの山にも行けなくなってしまい、治療に明け暮れた。なのに手に取ってしまい、読み始めると、頂上からの眺めの感動や、ここだけの植物との出会い、登山道を踏み締める感触が思いだされてちょっと悲しくなった。
    でも、読むうちに、市毛良枝さんの言葉は山への想いや感動がキラキラしていて、だんだん引き寄せられた。
    どの山へ登っていても、誰と出会っていても、市毛さんは市毛さんだし、そのことがとても好ましくなった。
    体を治そう、無理なく鍛えよう、そして私もまた、山へ行きたい、そう思えるようになった。技術や

    0
    2024年11月26日

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