金子文子の作品一覧
「金子文子」の「何が私をこうさせたか 獄中手記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「金子文子」の「何が私をこうさせたか 獄中手記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
何が彼女をこうさせたのか、
読み進めていくうちに、
それは親であり家族であり環境であり、
国であり、時代であり、男であり、
すなわち彼女の周りのすべてのように思えてくる。
だからこそ彼女にとってかけがえのないものは、
「自由」だったのだろう。
それを求めてひたすら立ち向かう彼女。
ただ、彼女自身の弱さとして、
人からの愛に対する渇望があったと思う。
かつて彼女は母を、
男に頼らずには生きられないと断じていたが、
彼女もまた、同じ欠落を抱えていたと思う。
だから自分の生き方を探そうとするまでの文章は濃密なのだが、朴を始めとする男性とのつながりに関しては、
どこか曖昧なものになっている気が
Posted by ブクログ
今から100年前を生きた女性の手記。そんな昔の文章、私に読めるかしらと心配したが杞憂でした。力強い文章からは生々しい感情が伝わってきて、辛い気持ちにもなりつつ読み終えました。
100年も昔と思ってたけれど、たった100年前はこんなに大変な時代だったのか、とその当時の生活のリアルを知り、驚きました。歴史としては知っていても、実際にどう感じてどんなふうに生活していたのかは想像が及びませんでした。この手記を書いた本人のことはもちろん、こんな大変な時代のなかでも人は生き、子供を産み育てて今の私たちに命を繋いできたんだなぁと、人の逞しさを知りました。読んでよかったです。
Posted by ブクログ
他人の意見を鵜呑みにして、自分の思いを蔑ろにしそうになる時、つい自責の念に駆られそうなとき、金子文子さんの考え方を取り入れると、自分を大切にできると思った。
『お前が悪い』と言ってくる人に負けて
自分が悪いのかも
と思いそうになる私自身に対して、
なにを問いかければいいのか
のヒントをもらえる本だった。
一番感銘を受けたフレーズ
『-子供をして自分の行為の責任を自分のみに負わせよ。自分の行為を他人に誓わせるな。それは子供から責任感を奪うことだ。卑屈にすることだ。心にも行為にも裏と表とを教えることだ。誰だって自分の行為を他に約束すべきではない。自分の行為の主体を、管理人に預けるべきではない。
Posted by ブクログ
獄中自死で埋葬された腐乱死体の描写から始まる異色すぎる自伝(この部分は作者ではないけど)。恋人朴烈とこれから本格的というところで終わるが全て筆者である金子文子の意図によるところ。教育環境が良くないなかで鋭い分析と読み応えのある文章を23歳にして書き上げた点に驚く。4桁の掛け算を暗算でできたと本人がサラッと書いている事からも相当に知能が高い事が伺える。もし環境が良く理系方面に進めば凄い事になっていたかもしれぬ。
横浜の寿町(ドヤ街で有名)で生を受けるも無籍扱い、無責任な親の都合で各所をたらい回し、更に父方の叔母の養女として朝鮮に行ったはずが人権を無視した下女扱い(この7年間の描写が1番長く作者の