作品一覧

  • 粉瘤息子都落ち択
    3.6
    1巻1,870円 (税込)
    第49回すばる文学賞受賞作。異形の青春小説誕生! 「本当に久しぶりに、ただただ面白い小説を読んだ」金原ひとみ氏「もっとも読む快楽を感じた」岸本佐知子氏(選評より)  上司のパワハラで退職し、アパートに引きこもっていた野中。ある時、大学時代の友人・忍から「毎月10万渡すからスト6の対戦をしてくれ」と謎の提案をされる。以来、月1のメンクリ通いと週4の忍とのオンライン対戦、そして、毎日最寄りの自販機でマウンテンデューを買ってはふらふら散歩する日々を過ごしていた。九州の実家では父親が病気で死にかけていて、母親からは早く帰るよう懇願されている。“都落ち”が近づくある日、いつもの自販機に貼られた、意味不明な文章が印字されたテープと出会う。[じゃあ一生オマトゥマヘーオマヘマンヘーっつてろよ]野中は、自分の粉瘤の血が飛び散ってしまったそれを【呪物】としてフリマアプリに5000円で出品。すぐに落札されたことをきっかけに、野中は更なる混沌に巻き込まれていく――。だるくて切実、くだらないのに沁みてくる、令和最強の“底辺”青春小説。

ユーザーレビュー

  • 粉瘤息子都落ち択

    Posted by ブクログ

    病んだ27歳の再生の物語。ある意味「再生」ではあると思うのですが、スクールカーストの下の方にいて、なんとなく大学を卒業し、社会人の生活に揉まれた、はたから見るとやや冴えない主人公。そんな彼がただ現実を直視できるようになるまでの様子を描いたものとも感じました。終始ネット民的な書き口ですが不思議と爽快な読後感でした。星4つです。

    0
    2026年03月15日
  • 粉瘤息子都落ち択

    Posted by ブクログ

    一言でいえば”軽い”のだが、文体、表現、アイデア、テンポはまさに天賦の才だと思いました。

    多くの人が経験するであろう”東京編の終わり”に向けたショートストーリーであるからこそ、共感したり、ノスタルジーを覚えたり、、、

    次作にも期待したいです。

    0
    2026年02月28日
  • 粉瘤息子都落ち択

    Posted by ブクログ

    よかった。


    私小説的な観点と大衆文学的な劇的な物語のワクワクのバランスがとても良い。

    僕も都落ちになりそうなまま必死で東京にしがみついてる。エクセル職人への道を必死に歩んでいるからこそ胸にくるものがあって。

    0
    2026年02月16日
  • 粉瘤息子都落ち択

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった。
    帯の金原ひとみのコメント通り。
    出てくるワードセンスや文体、テンポ感含めて最高で楽しい読書体験だった。こういう作品に出会えるから新人文学賞の本を読むのはやめられないな、という感じ。

    0
    2026年02月14日
  • 粉瘤息子都落ち択

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ストーリーは確かにタイトル通りなんだけど、
    面白すぎる!

    キーになるラベルの文章も発想が面白くて秀逸かつ
    実はいくつも伏線が張り巡らされていて、ちゃんと回収されているのもすごい

    そして、面白いだけじゃなくてちゃんと気づきも与えてくれる

    ラベルを作ってたあの2人(3人)がどうかエクセル人間になったり村八分にあいませんように…

    0
    2026年02月14日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!