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  • ラテン語とギリシア語
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    3.0
    1巻1,287円 (税込)
    ヨーロッパ文明の礎であるラテン語とギリシア語。印欧語族の古層に属する両言語は、近代語が失った複雑な規則を持つことから、現代人が習得するのは容易ではない。本書は文字、発音から形態に至るまで、二つの言語を対比させながらその全体像を描き出す。名詞や形容詞の格変化、動詞の細かな時制と態(ギリシア語特有の「アオリスト」や「中動態」)、その動詞がさらに変化した分詞──。様々な特徴を古典の例文とともに見ることで、複雑さに支えられた豊かな表現を持つ、ラテン語とギリシア語の輪郭が浮き彫りになる。古典語のエッセンスを凝縮したコンパクトにして本格的な案内書。 解説 吉川斉

ユーザーレビュー

  • ラテン語とギリシア語

    Posted by ブクログ

     比較言語学が専門の著者が98年に出した本の復刊。解説にも書いてあるが、「西洋古典語について『その概略をのぞいてみたいという読者のために書かれたもの』」(pp.273-4)で、「あくまで西洋古典語のしくみを一般読者向けに語ろうとするもので、一般的な文法書、西洋古典語の授業で用いられる教科書などとは趣旨が異なる」(p.274)もの。第1章から3章までは言語の系統や文字について扱い、言語の歴史が分かる部分。第4章からは発音、形態論、統語論など言語そのものの文法について、第8章は韻律、第9章は固有名詞、ということで、解説曰く特に第9章は「エッセイ的な読み物として読むことができる」(p.277)。
     

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    2025年10月25日

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