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  • 江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻968円 (税込)
    奉公先の主人の妻「かめ」から恋文を渡された下男の新助、困惑して返したら、「かめ」は傷心の余り自害してしまった……。このとき、新助の罪は? 物の怪に取り憑かれた様子の伝七は、ある日怪しげなことを口走った挙句、兄の定吉に指図して母を殺させてしまう……。彼らに責任能力はあるといえるのか? 「野蛮で乱暴な江戸の御裁き」というイメージの一方で、江戸幕府の役人たちは、法に照らし、先例を検討し、あれこれ悩んで科すべき刑罰を決定していた。この際の議論を記録した「御仕置例類集」から五つの事件を題材に、江戸時代の法的思考を解き明かす。

ユーザーレビュー

  • 江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく

    Posted by ブクログ

    「時代小説をもっと楽しむ大作戦ぐふふ」第5弾は早稲田大学教授和仁かやさんのお力をお借りして、江戸のお白州に迫ります

    いやー、大当たりの一冊だった!
    まさにこれを読めば同心や御奉行が登場するお裁きを題材とすることが多い時代小説がもっとぐふふになること間違いなしです
    そして何より人に話したくなる本だね

    本書の元になったのは、江戸幕府の役人たちがどのように刑罰を下していたかという内容を記した「御仕置類例集」なる書物
    そこから五つの事件を取り上げ、内容について考察してくれています
    というか一緒に考えよう!っていう書き方だったね

    取り上げられた事件は以下の五つ

    ①甚吉の事件
    お寺の下男として働い

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    2026年03月28日
  • 江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく

    Posted by ブクログ

    ゆる民俗学で知った書籍を購入。
    5つの事例について、内容、当時の担当者の判断がわかりやすく書かれている。クイズなどギミックもついていて非常に読みやすい。
    近世では糾問主義が取られていたと聞いていたので、冤罪も多く、すぐに死刑にされていたものと思っていたが、実態はそうではないよう。
    「刑吏の世界史」という新書を並行しているが、洋の東西でかなり違う刑事手続きが行われていたことも(時間的な隔たりがあるとはいえ)興味深かった。学部の頃にこのような授業を受けれていたらなと、早稲田の学生が羨ましくなった。

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    2026年08月07日
  • 江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく

    Posted by ブクログ

     素晴らしく面白かった。
     江戸時代の刑罰というと、『大岡越前』や『遠山の金さん』くらいしか知識がないのだが、そんな私の曇った目をキュキュッと磨いてくれた気がする。
     江戸時代、三権分立という考えはなく『罪と罰』を扱うのは行政の仕事だった。国を治めるにあたって、民を統制するには『罪と罰』に対する裁量が求められる。その時々に、行政として取り組まれていたため、徳川家康から家光の時代まで法律の大系的な指針というものがなかったに等しかった。それを整えたのが享保の改革の頃、つまり徳川吉宗……『暴れん坊将軍』だ。
     この時代に編纂された『公事方御定書』上下巻。
     上下巻である。
     むろん、これだけで全部ま

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    2026年03月23日
  • 江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく

    Posted by ブクログ

    江戸時代の裁判というと、時代劇の影響もあって、いわゆる御白洲にしょっ引かれた罪人が、お代官様から容赦のないを受ける光景を想起する人が多いと思うけど、実際のところどうだったのかを検証、紹介している。

    帯にある「物の怪憑きに責任能力はあるか」もかなり興味深い話で、現代でいう刑法第39条「心神喪失者の行為は罰しない」にあたる裁きが江戸時代にもあったことがまず驚きだが、理由が「物の怪に憑かれていたから」というのがまかり通るのが凄い。これ以外にも、江戸時代ならではの感覚で裁かれる事件が、クイズ形式で紹介されており、特に歴史に詳しくない人でも楽しめる。史料がそのまま掲載されているのでやや読み辛いところも

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    2026年01月18日
  • 江戸の刑事司法 ――「御仕置例類集」を読みとく

    Posted by ブクログ

    江戸の法典であった公事方御定書。
    それを基準に大事にしながらも、時代にと事例に合わせた合理的な判断をせねばならず、その、先例というか、話し合った経緯や判断基準をまとめたのが、御仕置礼類集なんだそうだ。

    条文を変更するとかいう発想は全く無かったようで、運用で判断しながらも、大きく逸脱しないように先例を大事にする。

    薄い本だが、面白く読めた。やっぱり日本は昔から「法治」が合ってるんだと思った。

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    2026年06月29日

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