篠原一の作品一覧

「篠原一」の「市民の政治学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 市民の政治学
    4.3
    1巻814円 (税込)
    近代の第2幕が開かれつつある21世紀において、私たち市民はどんな課題に取り組まねばならないのか。欧米で議論されている最新の市民社会論やデモクラシー論を紹介しつつ、現在の政治社会の変容を歴史的文脈の中で分析。そのうえで、デモクラシーを深化させる新しい社会の像、政治の形を展望する、市民のための政治学入門。

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ユーザーレビュー

  • 市民の政治学

    Posted by ブクログ


    社会学の本にはなりますがかなり読み解くのは難しく、社会学の名著を知っておかないと理解できませんでした。
    しかし、ポストモダン、第二の近代の概念とそこに至る変容が丁寧に説明されており、人外が変化しつつどのようにして現在の市民社会が形成されているのかの過程が分かる本でした。

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    2024年09月25日
  • 市民の政治学

    Posted by ブクログ

    後書きで「石油ショックの頃にガンの手術をした」とか書いてあるからびっくりして巻末を見たら、著者は89歳のおじいさんだった。
    文句なく☆5。久々に「読み返したい本」に出会った。
    政治学や熟議を論じるために、とりあえず最低限の知識は欲しいなと思った時、かなり役立つと思う。コスパ良い。読みやすい。
    ノイズを感じない快適な文章だった。

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    2014年01月20日
  • 市民の政治学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりに政治学系の著書を読んだ。政治学の学際性をよく表しているし、過去に読んだ本の中でも良書に入る。とりわけ、討議制デモクラシーの実例等についての記述は、私自身これから参考にしたいと思った。近年の重要な論点である討議制デモクラシーであるが、これに関して概説的に述べていたり、新書で扱っている本が少ない。これから議論の活発化に合わせてどんどんと増えていくであろうが、討議という形態の民主制はこれからの社会の中で重要視されるであろうし、地方自治体においては取り入れていただきたい制度である。

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    2012年06月27日
  • 市民の政治学

    Posted by ブクログ

     集団的な感情の発露である「世論」と人びとが熟議後で出来上がる「輿論」と論じていたのは佐藤卓己であったが、本書では、近代自体から問題がしっぺ返ししてくる「第二の近代」の状況において、悪い側面として浮かび上がった「ポピュリズム」への処方箋としての「熟議」デモクラシーを近代の解説を経由して語っている。

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    2011年01月27日
  • 市民の政治学

    Posted by ブクログ

    市民社会と言われても現実感が湧かないので、述べられてることは理解できてもモヤモヤ感は残った。でも、内容自体はすごく興味深いし、特に「ぷちなしょ」への痛烈な批判は胸に応えた。

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    2009年10月04日

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