作品一覧

  • 令和米騒動 日本農政失敗の本質
    4.5
    1巻2,750円 (税込)
    【危機を生み出した天災と人災を解明。増産余力は2、3年以内に60万~70万t】 令和日本を襲ったコメ不足。世論は政府の責任を問う声が強いが、その陰で忘れがちなのは、高温障害による二年連続の実質的な不作だ。この事実を無視して、政府の責任だけを強調することは本質を見誤る。米不足に対してスピード感のある対応がなされているが、問題解決には中長期的取り組みが不可欠だ。政策立案の経緯を熟知し、生産現場のフィールドワークを繰り返してきた専門家が、危機を客観的かつ定量的に分析し、日本の米が直面している課題と解決への道筋を正確に伝える問題提起の書。 【目次】 第1章 令和米騒動の真相――天災と人災の複合危機 第2章 増産余力はあるのか――産地の動向、歴史的経緯、国際比較 第3章 戦略的農政への問題提起――減反、直接支払、米輸出、高温対策

ユーザーレビュー

  • 令和米騒動 日本農政失敗の本質

    Posted by ブクログ

    著者は18年間農林省に勤務の後、大学に転じ、以降フィールドワークを続けてきた農業経済の専門家。米の問題については情緒的に語られることも多いなかで、客観的に数値を挙げて情報を整理し、また生産地の実態も反映した本となっている。
    専門家ではない自分にとっては、理解が追い付かない部分はあるものの、逆に認識不足に気づかされる部分も多い。
    短期的な視点では第1章で今回の「令和の米騒動」について定量的に分析している。
    要約としては、令和5年、6年の2年間の米の不足が計58万トン、うち天災による不足が32万トン、人災による不足が26万トンと推計している。
    天災の要因は高温障害であり、これにより、精米歩留まりの

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    2025年11月22日
  • 令和米騒動 日本農政失敗の本質

    Posted by ブクログ

    私の私見は、農協がいい意味、悪い意味で邪魔をしている。米農家と小売が離れすぎてる。豆腐の世界は巨大な豆腐メーカーの出現で完全に価格が安定した。ぜひ真似をして欲しい。農協はこの改革に邪魔をするべきではない。

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    2025年11月22日

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