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  • 秒速5センチメートル the novel
    4.1
    1巻836円 (税込)
    2008年。東京で働く貴樹は、人と深く関わらず、閉じた日々を送っていた。30歳を前にして、貴樹は自分の一部が、遠い時間に取り残されたままだと気づきはじめる。そんな時にふと胸に浮かぶのは、色褪せない風景と、小学生の頃に出会い、心を通わせた明里との約束の日の予感だったーー。18年という時を、異なる速さで歩んだ二人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。脚本家が自ら執筆した、劇場用実写映画の小説版!

ユーザーレビュー

  • 秒速5センチメートル the novel

    Posted by ブクログ

    原作、外伝、漫画版のエッセンスを詰め込みつつ、オリジナリティをしっかり出しながら破綻なく『秒速5センチメートル』を作り上げている。
    昔から原作が好きで、紙媒体だけでなく朗読劇も鑑賞しているくらい『秒速』に脳を焼かれた身だが、この令和版『秒速』は大変素晴らしい出来だと思う。

    明里の心情だけでなく、原作ではあまり共感されないだろう貴樹の戸惑いや焦り、諦観の背景をも丁寧に描いている点がとても良い。

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    2025年11月13日
  • 秒速5センチメートル the novel

    Posted by ブクログ

    もう一生忘れない作品です。
    今も色濃く残っているのは、喪失の感情だ。言えなかった言葉。伝えられなかった気持ち。叶わなかった約束。つまり、続かなかった時間の方だ。そう貴樹は言ったけれど、過去から届いた彼女の言葉に前を向けた彼にとってこれは喪失の話ではなく、希望の話なのだと再認識できた。明里も窪田さんも先生も水野さんも館長も、彼に気づきを与え、出会うべくして出会った大切な人たちだなと。

    貴樹が18年を通して、未来への焦燥感、過去への後悔を拭い去って前へ進むことができるようになったことが何よりもよかったです。

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    2025年10月31日
  • 秒速5センチメートル the novel

    Posted by ブクログ

    秒速5センチメートルを観たのは現在公開中の実写映画が初めてでした。その映画がとても良くて、登場人物のことを深く知りたいと思いノベライズ本を購入しました 読んで良かったです

    私も今年30歳と言うタイミングでした
    遠野くんがまさに自分自身そのもので、この作品が自分の中にじわじわと侵食してくるような感覚を覚えます

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    2025年10月22日
  • 秒速5センチメートル the novel

    Posted by ブクログ

    今推している人が映画で主役であるという
    単純な動機で映画をみて、今回の映画記念に合わせて限定ブックカバーがもらえるというこれまた単純な動機でこの本を購入しました。

    正直、小説は好きだけど、ライトノベルは何故か抵抗があって、最初はあまり読む気はありませんでした。

    でも読み始めてよかった、と心から思いました。

    映画ももちろん素敵だったけど、文字にされる風景もとても素敵でした。
    そして、映画では語られていないエピソードや思いを知り、また映画を見返したいと思いました。
    そうするともっと作品に出てくる人物たちを好きになれるのかなと思います。

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    2025年10月22日
  • 秒速5センチメートル the novel

    Posted by ブクログ

    自分の恋愛を思い出してキュンとしました。

    桜の散る花びらを見る度に、この作品を思い出して、再びキュンとするのだろうなと。

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    2025年09月29日

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