グレイス・M・チョーの作品一覧

「グレイス・M・チョー」の「戦争みたいな味がする」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 戦争みたいな味がする
    4.1
    朝鮮戦争を生き延び、在韓米軍基地周辺で働いた著者の母は、アメリカ人男性と結婚後に渡米し、差別的な眼差しの先に置かれつづける。その背景には、人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる差別構造があった。朝鮮半島にルーツをもつ母娘の記憶を通して見える現代社会の論点、植民地主義、人種主義、精神疾患など複雑な難題が家族に及ぼす影響を、コリア系アメリカ人女性の社会学者が紡ぐ珠玉の回想録。2021年、全米図書賞ノンフィクション部門最終候補作。

ユーザーレビュー

  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    亡き母と父、そして自身の言動や経験を何度も辿り捉え直すことで、自らの家族の在り方を歴史的社会的文脈の中で浮き彫りにしていく。何か劇的なな展開があるわけではない。しかし読後に深い感動がある。

    0
    2025年12月31日
  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    訳者の方のお話を聞く機会があり、読むことができたことを感謝している。個人的なことは社会的なこと。お母様のトラウマを、直接聞き出すのではなく、多方面から調べ尽くす手法にとても説得力があった。日本の過去も関わっていることに、胸が痛む。一方、韓国料理のレシピが美味しそうで、思わずメモをした。

    0
    2025年11月29日
  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    筆者のオンマが今の世の中を見たらなんと言うだろう。MAGAに対しては眉間に皺を寄せ、The summer I turned prettyの人気には「オモ!」と驚くだろうか。
    晩年(読後直ぐの今この言葉を書くのがすごく寂しくて哀しいけれど)、筆者と食事を共にした3人目の母の様子は、1人目の時のエッセンスを残しつつ2人目の時の儚さをはらんでいて切なかった。
    精神疾患におけるリカバリーは、病気になる前に戻るのではなく病気を経て新たにアップデートすることとされるけれど、その様はまさしくリカバリーで、伴走する筆者の苦慮や省察の言葉には胸に迫るものがあった。

    PTSDを抱え、命からがらどうにかたどり着い

    0
    2025年10月05日
  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    手に取るかどうかを迷われているのなら是非!中身についての感想は控えますが(書ききれない)、筆者の取り上げたテーマだけではなく、むしろ痛々しいながらも温かさを失わない(失いかけながらも)家族記として読むのがいいかもしれない。親子という関係は誰にとっても避けようのないものだから、誰が読んでも痛みを感じる部分があるかも。

    0
    2025年09月01日
  • 戦争みたいな味がする

    Posted by ブクログ

    著者が母を亡くしたことをきっかけに
    朝鮮戦争で慰安婦的なことに従事した母の人生を描いたもの。

    印象に残ったこと。
    母が40代の頃に、著者が精神科医を頼って統合失調症の相談をしたが、その時は適切な治療が受けられなかったこと。著者はそのために症状を悪化させたのかと自責の念を抱えている。

    母の一見奇妙な言動(医者だったら統合失調症の〇〇という症状と分類する類の)においても
    家族からすると、本来の母の性格が垣間見えると嬉しく感じる様子が印象的。

    400ページ超の大作だけれど読みやすかった。
    小説のように引き込まれる構成と
    訳者のこの作品に対する思い入れ(著者と知り合いらしい)がそうさせてるのかも

    0
    2026年04月05日

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