作品一覧

  • 町工場 世界を超える技術報告(小学館文庫)
    3.5
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「最終的にものを創りあげるのは人の手だ」筆者はそう語る。どんなに科学技術が発達しようとも、研ぎ澄まされた職人の技を超えることはできないのだ。そして、日本の町工場には、その職人の技が生き続けている。未曾有の平成大不況の中、多くの町工場が倒産しているが、職人技を武器にどっこいしたたかに生き延びている町工場も少なくない。産業構造が大きく変わろうとしている日本で、彼らの挑戦は続いている。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 鉄を削る 町工場の技術
    4.3
    1巻605円 (税込)
    日本の最先端技術を基礎からささえる町工場。その町工場で旋盤工として50年間、働きつづけてきた著者が、知恵に裏づけされた職人技と、粋な職人魂をいきいきと描き出す。世界にも通じる日本の町工場の技術とそこに暮らす人びとの姿から不況を生き抜く術が見つかるか。
  • 町工場巡礼の旅
    -
    働くことと生きることが同義語の人たち──職人として働き続け五十一年。等身大の目線でものづくりの現場を見続けた”粋な旋盤工“小関智弘の現役職人時代最後のルポ。百分の一ミリの誤差も見逃さない、他人のできない仕事に挑み、厳しい状況を生き抜く町工場の知恵と哲学の凄味とは。解説・森まゆみ。

ユーザーレビュー

  • 鉄を削る 町工場の技術

    Posted by ブクログ

     著者は知っていたが読んだのは初めて。非常に面白かった。初版は約30年も前だが、当時の様子がよくわかり、また著者自身旋盤のプロで、体験に基づく記述に説得力があり、勉強にもなった。
     自分の職場にも氏のようなタイプのプロが数名いて、非常に世話になっている。その方々が引退後に後に続く若者もまた数名育っている。そのような環境と比較しつつ読んた。切削時の音に関しては何となく感覚的に理解できた。味はさすがに不明。でも、そういう職人がいることはちっとも不思議ではない。

    0
    2014年04月02日
  • 鉄を削る 町工場の技術

    Posted by ブクログ

    町工場の仕事、旋盤工の仕事をこんなふうに書けたら楽しいだろうなあ。

    町工場から見た風景を語る本は最近多くなっている。岡野工業の岡野さんのおかげなのかな。
    でも、この小関さんの本はさらに味がある。
    工場のなかで働く一旋盤工で、文学に通じていて、みずからも読みやすくて、雰囲気のある文章を紡ぐことができる。

    0
    2010年09月27日
  • 町工場 世界を超える技術報告(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

     現場の方のいい言葉がたくさんでてくる本だ。

     なかでも「ひとり親方」の話がいい。著者が独立する職人がほしかったのは何かを推察する場面がいいです。「あるときぶらりと客がやってきて話が弾んだら、二時間でも三時間でも機械を止めて、話に打ち興じてしまうことのできるような、そんな自由であったのかもしれない」(p.195)なるほどねえ。わがサラリーマン人生でも、仕事に打ち込んでいるときはそういう自由を満喫していたような気がする。読者私は内勤が多かったから相手は社内の人が多かったけれども。それはそれで組織が違う人とのこういうトークはとても楽しかったような記憶がある。実はたいしたことをしてないときは「ぶら

    0
    2010年01月05日
  • 鉄を削る 町工場の技術

    Posted by ブクログ

    【そんなことはみんなこの腕が知っているよ】

    機械は良くわからないが、とても勉強になった。
    ぐっとくる。

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    2010年05月09日
  • 町工場 世界を超える技術報告(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    以前NHK(だったと思う)やっていたドキュメンタリーで内視鏡手術用の極細鋏を研ぐことが出来るのは世界でもここだけなのだと紹介されていたのがあって、見ると本当に数人でやっているような小さな工場(こうば)が写っていた。こういう技術というのは規模じゃないんだな、と思った気がする。

    どんなに科学技術が発達しても、研ぎ澄まされた職人の技にはかなわないと筆者はいう。それは四十三年間、旋盤工として町工場を渡り歩いてきた経験から出た言葉だろう。もともと小説家でもない人の文章だから、必ずしも読みやすいわけではないし、専門的な話も多々あるのだが、なかなか面白く読めた。

    0
    2009年10月04日

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