ビョルン・ナッティコ・リンデブラッドの作品一覧
「ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド」の「私が間違っているかもしれない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド」の「私が間違っているかもしれない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
深淵な森のなかでうずくまっている男性の絵と、「私が間違っているかもしれない」というタイトルに惹かれて拝読。
誰かの懺悔をつらつらと読み進めるのかと思いきや、内容は全く違っていた。
教えがいっぱい詰まっていた。
巷でベストセラーとなっているメンタル啓発本をいくつか読むよりも、この本一冊で事足りる気がする。
スウェーデン出身の、輝かしいキャリアを積んでいた20代の著者が、ある時期を境にタイのジャングルで森林派の仏教僧侶として生活を初める。
17年間の僧侶生活を引退後、母国スウェーデンに戻って社会復帰しようとするが、厳しい現実に直面してうつ状態となる。その後、家族の支えもあり、生きる道を見つけてい
Posted by ブクログ
物語的な面白さと、自己啓発的な教訓、二つが良いバランスで良い本でした。
マインドフルネスといえば修練的な、積み上げていく技法のようなイメージがあったのですが、自分が作った(もしくは、環境によって作り上げられた)思考の癖や思い込みといったものを手放す作業である、という視点は新鮮で面白かったです。
ラスト、作者が愛を想いながら文章を締め、その後の作者紹介で亡くなっていることを知って涙しました。
「死」を否定的な忌避すべきものではなく、「誕生」と同じ軸で捉える考えも素敵です。
また、人性がつらいときに読み返したいな。
以下、印象的だった文章たち。
①「未来」という概念について
未来について
Posted by ブクログ
スウェーデンで若くしてビジネスで成功を遂げたビョルン。そんな自分をかなぐり捨てて、タイの僧侶になる。仏教に触れることで、自分を許し、まわりに感謝し、常に自分が間違っているかもしれないと問い、仏陀が目指したような水の流れのような境地を目指す。ALSによる死の間際まで、そんな教えを貫こうとした立派な人生だった。だが、彼にしてみれば立派などとはいってほしくはないと思う。彼は感謝の心を持ち、怒りに支配されない自分を貫いただけなのだから。巷に蔓延る自己啓発本が、直接は書いていないが、人を蹴落とす事を仄めかしているのに対して、裕福な人生ではないが、本当に必要なことであり、幸せな人生だったと言えるこの本は非