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  • 愚行の社会学 人はなぜ「愚か」になってしまうのか
    3.7
    1巻3,300円 (税込)
    あなたもわたしも免れない 「やはりそれは愚行だったか」――思わず膝を打つ事例と分析 「働き方改革」「お役所仕事」「デジタル革命」「競争」「縄張り」ほか…現代社会のいたるところで遭遇する理不尽なこと、あたり前のことのように言われるが、よく考えると納得できない「愚かな行為」をつぶさに検証。生物としての人間がもつ〈生存欲求〉と「集団」生活が余儀なくさせ、理性によって制御できない行為を解く。人間社会の根源的メカニズムに迫る意欲的論考。 一級建築士としてさまざまな都市づくり、建築の現場に関わる著者ならではのエピソード満載。高いところに自分を置いて他者を冷笑する「愚行」とは無縁、読みやすく、ユーモアに満ちた論述。

ユーザーレビュー

  • 愚行の社会学 人はなぜ「愚か」になってしまうのか

    Posted by ブクログ

    社会学博士であり設計事務所一級建築士の面白社会学エッセイという感じ。当事者でないが故に気になってしまう部分は多々あるものの、面白い。
    設計建築話の解像度が高いのと社会学視点の抽象化のバランスが楽しい。

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    2025年09月06日
  • 愚行の社会学 人はなぜ「愚か」になってしまうのか

    Posted by ブクログ

    これは社会学の本なのか??とちょっと疑問。
    建築関係のエッセイ、みたいな印象。

    転職サイトの話と、中華街やマンション開発の事例はわりと面白かった。

    余談だけれど、企業名の伏字が斬新。
    例:Dトール、Mドーナツ


    以下メモ
    ・職場は「居場所」でもある。
    が、「より良いワークライフバランス」という掛け声のもと、仕事以外の生活に、より価値を見出し仕事時間を減らすことを「働き方改革」と名づけ、善なる行いとしてワークからライフへと「居場所」の移動を指示しているのだ。


    ・設計という仕事
    まだ願望でしかないクライアントの頭の中にある漠たる「建築」を、法的、物理的、社会的な具象とするため、煩雑な法令

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    2025年10月24日
  • 愚行の社会学 人はなぜ「愚か」になってしまうのか

    Posted by ブクログ

    愚行の社会学とかいうから、ジョンスチュアートミルの「愚行権」を現代版で深追いした本かと思ったら、ただの〝バカっぽい仕組みの体験記“ではないか。でよく見ると、一級建築士で設計会社取締役、プラス社会学博士という風変わりな肩書き。この芯をとらえないランダム感は嫌いではない。

    「これって、みんなグルなんじゃないの?」
    転職エージェントと求職者、及び退職代行エージェントの三者合作による詐欺。刑法上の犯罪には当たらないので、民事訴訟で損害賠償を求めることもできない。分かるなー、コンサルとかエージェントとか、本当、搾取構造。この場合、愚行なのは依頼する方だが、依頼せざるを得ない社会的隙間にビシッとはまり込

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    2025年07月21日

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