作品一覧

  • 戦争と法 命と暮らしは守られるのか
    4.3
    1巻1,166円 (税込)
    世界で今も戦争が続くなか,日本でも有事の可能性が盛んに論じられている.もし日本が武力攻撃を受けた場合,平穏な日常はどうなるのか.緊急事態に国は私たちを守ってくれるのだろうか.命と暮らしを取り巻く法制度と,戦争がもたらしてきた被害をリアリズムに即して描き出し,今を生きる私たちの現実認識を鋭く問い直す.

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ユーザーレビュー

  • 戦争と法 命と暮らしは守られるのか

    Posted by ブクログ

    近代国家という実態を伴わない戦争装置を守るために軍隊があり、戦争がある。加えて国民として理念や人権意識を持たず、お上が決めることへの無関心を貫き、同調圧力ばかり強い日本では、必ず過ちが繰り返される。国は民であることを叫ばなければならない。

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    2025年08月28日
  • 戦争と法 命と暮らしは守られるのか

    Posted by ブクログ

    ちょうど終戦の日に読み終わりました。なにか感慨深いです。
    もしも戦争になったら私たちの暮らしはどうなるのか、災害時のときに適用される法律と戦争のときに適用される法律を比べながら教えてくれます。
    過去の戦争時に日本軍や外国の軍隊がどのような行為をしたのか、豊富な事例が紹介されています。
    この本を読んで一番ためになったのは、軍隊は国をまもるものですが、その国というのは国で平和に暮している一般の人間のことではなくて、政府や裁判所などの国の制度、国体をまもるんだ、ということでした。
    なので、さきの大戦では、沖縄の市民を本土防衛の為の捨て石にしたり、満州では、ソ連が攻め込んでくる前に政府や軍人関係者は一

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    2025年08月15日
  • 戦争と法 命と暮らしは守られるのか

    Posted by ブクログ

    戦争に関わる国際法から日本の国内法に至るまでを取り上げ、外国とも比較しつつ解説した書籍。また有事の際における具体的な例を挙げており、理解がしやすい内容になっている。日本特有の権力に対する警戒心のなさを取り上げた章が特に興味深かった。
    おわりにの部分だけ納得できなかった。台湾有事において、日本は中華人民共和国に対し一つの中国政策にを認めて、火の粉が日本にかからないようにする事が大切らしい。台湾が侵攻され住民が虐殺されようが日本は知らんぷりするのが吉であると言っているようにしか思えない。確かに日本が戦争に巻き込まれないようにするだけなら、このような外交をとれば良いのだが、隣の火種を見て見ぬふりをす

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    2025年07月08日
  • 戦争と法 命と暮らしは守られるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本人は「国が守ってくれる」と信じがちだが、実際には国が国民を守る保障はなく、戦争時の被害想定すら示されていない。集団避難の危険性についても十分に知られていないのが現状である。だからこそ日本は、軍事に偏らず、外交・情報・経済を駆使して他国に安心を与え、戦争を回避する努力を優先すべきだとある。特に対中国では、「一つの中国政策」を尊重することが中国への安心供与となり、緊張緩和につながる。台湾寄りになりすぎない。また、アメリカの対中姿勢は日本の安全保障に直結するため、その動向を注意深く見極める必要がある。

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    2025年08月23日

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