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  • 1945年、14歳の僕が考えていたこと。【上・戦中編】 戦争を知らないキミへ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 福岡県久留米市の中学生が激動の日々を綴った日記。上巻は、1945年5月から敗戦の8月15日まで。試験への不安、空襲のこと、敗戦を知らされた8月15日等。自分もこの同じ時代にいるような感覚で当時を追体験できる内容。日記に出てくる事柄を理解するための資料や用語解説も収録。日本が受けた空襲やアメリカの視点、空襲警報と警戒警報の違い、久留米空襲の地図等、戦争末期のくらしを知るための資料も充実。

ユーザーレビュー

  • 1945年、14歳の僕が考えていたこと。【上・戦中編】 戦争を知らないキミへ

    Posted by ブクログ

    これは「福岡県久留米市の中学明善校(現在の福岡県立明善高等学校)に通っていた竹村逸彦さんが、10代の激動の日々を綴った日記」です。

    上巻は1945年5月から敗戦の8月15日まで。
    軍国少年がどのような日常を送っていたか、何を思っていたかを知ることができます。巻末には日記に書かれた出来事や用語の解説、写真も添付されているのでわかりやすい。10代の子らが読みやすいようルビをふってありおすすめです。

    「中学明善校二年」
    5月25〜30日 中間考査を受ける。
    修身、数一、英語、漢文、数二、文法、物象、国語、用器画、地理、生物、歴史、教練。
    聞きなれない科目は解説付き。

    勤勉な少年で級長。
    6月に

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    2025年08月07日
  • 1945年、14歳の僕が考えていたこと。【下・戦後編】 戦争を知らないキミへ

    Posted by ブクログ

    敗戦の時には「悔しい」と戦争継続を強く望んでいた14歳の少年が、空襲がない平和な生活に、短い期間で慣れ、進駐軍にも敵愾心を持つことなく馴染み、日常生活を送るようになってゆく様子は、人間のたくましさを感じさせます。
    1945年12月31日の日記には、「苦しい悲しい一年であった。B29の巨体をいやというほど見せつけられた空襲……。防空壕。空襲警報。つらかった工場動員。久留米焼爆。はては降伏。闇市場……全くかぞえれば無限の苦しいことばかりだった。しかし、我々は、よくそれにたえて来たものだった。自分の一生にも又とこんな苦しい時代は来ないであろう。しかし、でも自分のような不忠者にとって、嬉しいこともあっ

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    2025年08月05日
  • 1945年、14歳の僕が考えていたこと。【上・戦中編】 戦争を知らないキミへ

    Posted by ブクログ

    1945年当時14歳だった少年の、5月下旬から8月15日までの日記です。

    まず驚いたのは、度々挿入される写真でわかる少年の字の美しさ。丁寧に字を書く、ということが日記という「誰かに見せる」ことを想定していない文章でできている、その教育の練度に感心します。
    一方で、それだけ教育があり(おそらく家庭の教養レベルも決して低くはない)環境だからこそ、なのかもしれませんが何の違和感も抱かずに戦争継続を当たり前のこととしてとらえ、日本が負ける、ということを露とも考えずに日々を過ごしている少年のありように、当時の社会全体が異常だったことが窺えます。

    また、日本全国各地で空襲が激化している時期ではあります

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    2025年08月03日

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