ジュディ・バタリオンの作品一覧

「ジュディ・バタリオン」の「ゲットーの娘たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ゲットーの娘たち
    4.0
    1巻3,168円 (税込)
    ナチスドイツ占領下のポーランドでレジスタンス運動に活躍した、勇敢なユダヤ人女性たちがいた。彼女たちは武装蜂起を率い、武器や資金の密輸に尽力し、勇敢にもナチスに抵抗した。これまで男性たちの陰で語られなかった彼女たちの真実を描く、歴史ノンフィクション。 戦争において男性を物語の中心におく伝統的な記述では、女性たちの貢献が軽視されてきた。しかし著者は、第二次世界大戦において重要な、女性たちの経験に関する多くの事実を発見する。 綿密な調査にもとづき生々しく描かれる、ナチスによってゲットーに押し込められたユダヤ人たちの暮らしと、強制収容所での凄惨な日々。そして秘密活動に従事する女性たちの手に汗を握る緊迫した日常。 スティーブン・スピルバーグ監督によりハリウッド映画化権取得済! 「何であろうと彼女たちを止まらせることはできない。その決意を揺るがせるようなものは存在しない……女性たちの物語は、歴史の輝かしい1ページとなるだろう。この娘たちは不屈だ」 (歴史家エマヌエル・リンゲルブルム(1900年-1944年)がワルシャワ・ゲットーで書いた1942年の日記より)

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ユーザーレビュー

  • ゲットーの娘たち

    Posted by ブクログ

    独ソ戦で実在した女性だけの狙撃小隊を題材とした『同志少女よ敵を討て』を読んで、そちらはフィクションなのだが、本書の『ゲットーの娘たち』は実話。いずれも女性が戦う話だが、重みと残酷さが全く違う。戦う相手との対等性がないから、被虐的で不利な立場からのレジスタンスである。

    ユダヤ人という差別の対象に加え、「女性」という更に弱い立場。女性が真に弱い立場なのかは異論があるかもしれないが、戦争においては腕力の差に加え、女性性自体が欲望の対象とされかねないという事実から、不利である。そして本書ではそのハンデを負いながらも逞しく生きるゲットーの女性を描くと同時に、やはりその対象となる惨さも描くのである。

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    2025年06月14日
  • ゲットーの娘たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポーランドのユダヤ人が即座に強制収容所に送られてガス室で殺されたと思っていたがそうではなかった。ナチスが徐々にゲットーに集めてそれを虐殺して人数を減らして強制収容所送りにした。その間にナチに反抗している女性について書いたものは他にはない。ポーランド人の過半数がユダヤ人であったということで国を二分することがさらに状況を悪化させたのかもしれない。

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    2025年04月27日

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