FEAR飯(かぁなっき、加藤よしき)の作品一覧

「FEAR飯(かぁなっき、加藤よしき)」の「禍話n」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 禍話n
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    SNSを中心にカルト的人気を誇る、怪談ネットラジオ「禍話」。夜な夜な禍々しい話が語られるこのラジオには、「存在しない放送回」=「第n回」がある、という噂があった。「第n回」では、過去に語られた話が、傑作選としていくつか語り直されたそうなのだが、パーソナリティのかぁなっき氏と加藤よしき氏には、そんな放送をした記憶はないという。 本書は、ホラー作家の梨氏が「第n回」を聞いたリスナーたちを取材し、その内容を一冊の書籍にまとめたものである。 「ダンボールの家」「人体模型」「キャンプの嘘話」――そこで語られたという話は、元の話とはどこか「違う」ようで……。

ユーザーレビュー

  • 禍話n

    Posted by ブクログ

    禍話が元々本当に好きで好きで死ぬほど聴いていた時期があり、且つ梨ホラーが大好きな者としてはこの本はかなり家宝。禍話は音声で聴いてこそ真なる怖さを味わえると思っているのですが、梨ホラーの文章というか、文字そのもの、紙面全体がこちらに手を伸ばしてくるような作風がバチっと嵌っていて、かなり怖くて気持ち悪い仕上がりになっていて大満足でした。元の話との差異、ズレについては内容もそうだけれど、タイトルがまた嫌な方向に変換されていて嬉しい。「いながいながいな」は読んでいる途中で声が出ました。気持ち悪すぎて。

    0
    2025年05月16日
  • 禍話n

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元々梨さんの禍話リライトはnoteで知っていて、「この人の書く物は怖くて面白い」という認識があった。ただ、『かわいそ笑』だったり直近の『ここにひとつの〜』だったりが、小難しかったり前衛的過ぎたりで個人的に微妙…となることが多かった。
    しかし今回のこの作品は、私が惹かれた梨さんの文章だった。不気味で、理解不能なところもあり、物語全体が読んでいて不安な気持ちになってゾワゾワしてくる、梨さんの作品だった。

    ところで、「禍話って本当にある配信なのか」と思って検索したら実在するものだったので、YouTubeでアップロードされていたものを見てみた。私はどちらかと言うと、生身の人間が語る怪談に怖さを覚える

    0
    2025年05月12日
  • 禍話n

    Posted by ブクログ

    「存在しない回」の噂をもとにこの本は作られたという。リスナーから反響のあった怪談はとてもよく出来ているし怖い。そして物語の幕間で交わされるやり取りが段々と不穏な空気を帯び始め、どんどんと次を読みたくなる仕掛けが為されている。読みやすさと怖さが程よくブレンドされた作品だ。ショートホラーが好きな方におすすめ。

    0
    2025年04月21日
  • 禍話n

    Posted by ブクログ

    TXQ FICTIONが好きで、そこから梨さんの活動が気になりホラー小説に初挑戦!
    『禍話』という企画やそのお二人のことは存じ上げなかったんだけれど、各話サクッと読めてゾワっとできる作品ばかりでよかった!
    ホラー初心者にもおすすめなんじゃないかなと思う。文章だけといえどいろんな手法で嫌な気持ちにさせてくれて、怖いの苦手だけれどエンタメとして楽しめる作品。
    『いながいながいな』は特に最高。
    今のモキュメンタリー(?)ブームに乗って、他の作品にも挑戦したい。

    0
    2025年08月10日
  • 禍話n

    Posted by ブクログ

    夜寝る前に読むんじゃなかった・・・。
    部屋の隅がやたら気になってくる。

    怪談ネットラジオ「禍話」に
    存在しないはずの「第n回」。

    実際に“見た”という視聴者の証言をもとに、
    その内容が小説としてまとめられているのが本作。

    元ネタがある話に不気味な“つけ足し”がされていて、
    現実と虚構の境目が曖昧になる感覚が怖い。

    「最新刊出た!早く前作読まなきゃ」と思ったのに、
    よく考えたら前作なんて存在しないんですよね(笑)
    なぜかしばらくの間、
    本気でそう思い込んでいたのが逆に怖い。

    漫画版があるのは知っていたけど、
    読んでなかったし読む予定もなかった。

    でも「第n巻」がもしあったら、
    ちょっ

    0
    2025年05月13日

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