作品一覧

  • 旅して学ぶ台湾

    旅して学ぶ台湾

    ビジネス・実用

    4.7
    1巻1,034円 (税込)
    近年は旅行先としても人気が高く,ジェンダー平等や人権教育の先進性,半導体産業などさまざまな面で注目される台湾.先史時代から現代までのその通史を研究者がわかりやすく解説し,学びに役立つ関連スポットや旅のおすすめコース,年表を掲載.修学旅行の事前・事後学習や,旅をして学びを深めたい人に最適の1冊.

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  • 台湾文学の中心にあるもの

    台湾文学の中心にあるもの

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    政治、そして多様性、 台湾では文学が現実に人と社会を動かし続けている。 激動する歴史の中で、文学が社会を動かし、文学が人のパワーの根源となっている台湾。日本語で読める約50作品を紹介しながら、政治に翻弄されつつも、必死に格闘し、社会に介入してきた台湾文学を読み解き、その全貌を示す! ・著者メッセージ 台湾文学の中心にあるものは政治である。斎藤真理子『韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス、2022年)は、私たち外国文学研究者に、自身の研究対象の文学の中心にあるものが何かという問いを突き付けた。「政治」、これが台湾文学研究者の現時点での私の答えだ。もちろん、文学は一様ではない。「〇〇文学の中心にあるのは××だ」と決めつけてしまうのは、傲慢である。恐らく、世界中の文学をすべて読んだ読者にしか言う資格はないだろう。何より、文学は、個人的なものであり、国家に紐づけされ存在しているものではない。だが、一方では、文学が国家に紐づけされることに、あるいはされないことに苦悩してきた文学もある。それが台湾文学だ。(「はじめに」より) 【目次】 はじめに─日本文学には政治が足りない? 第1章 同性婚法制化への道は文学から始まった 第2章 女性国会議員が40%以上を占める国の文学の女性たち 第3章 文学は社会を動かし、その瞬間をアーカイブし続けてきた 第4章 日本統治期が台湾文学にもらしたもの 第5章 ダイバーシティな台湾文学の表記と翻訳の困難 おわりに─台湾文学の中心にある政治との対話を経て あとがき 本文脚注 主要参考文献 本書で取り上げた台湾文学作品 台湾年表 台湾の基礎知識 台湾文学マップ

ユーザーレビュー

  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    赤松美和子、洪郁如、胎内千鶴、山崎直也、劉彦甫「旅して学ぶ台湾」(岩波ジュニア新書)
    台湾の歴史を記述しつつ台湾への修学旅行のガイドにもなるようにと企画された本だそうだ。ただ歴史の本として読んでも充実している。
    1. 先史時代からオランダ時代:長く台湾はオーストロネシア系の人たちが多くの民族に分かれて住んでいた。16世紀には倭寇が、17世紀にはポルトガル人やオランダ人がやってきた。特にオランダ人は南部に城を築き貿易の拠点とした。またオランダ人は労働力として漢人を呼び寄せ土地の開墾を行った。
    2. 17世紀半ば、大陸で明が滅び清が興ると明能力遺臣の鄭成功がオランダ人を追い出し台湾に鄭氏政権を作る。その後、清が鄭氏を滅ぼし台湾統治を始めた。初期には本土からの移民を抑制したが後期には福建系、客家系の移民がどんどん入ってくるようになった。19世紀後半になると欧米諸国との貿易が始まり、また開国した日本が軍を進出させるなど事態が流動化した。
    3. 日清戦争後1895年には台湾が日本に割譲された。ただし現地人の抵抗により実際に全土を統治するには時間がかかった。日本は初めての植民地としてインフラ整備、法律も制定、教育や医療・衛生の充実に努めた。ただし明確な差別構造もあったし、先住民族の反乱や陰惨な掃討もおこなわれた。
    4. 日本の敗戦後、中華民国政府軍が台湾に進駐した。当初は中華民国に大きな期待があったが近代化が進んでいた台湾現地の人にとって本土からの人による統治に違和感を持つ人が増えた。1947年に大規模な暴動と暴力的な鎮圧が起きた(2.28事件)。その後、1949年には中国本土で国民党は共産党に敗れ、蒋介石は台湾に中華民国政府を移転した。この過程で本土から台湾には100万人以上が移動した。蒋介石は台湾にある中華民国政府が中国を代表すると主張したが次第に虚構的なものとなった。内乱を理由に戒厳令が敷かれ、国民党一党による権威主義的統治が続いた。その中で経済的には1960年代以降高度成長が続いた。
    5. 蒋介石と息子の蒋経国が死去した後、台湾生まれ能力李登輝が総裁となると民主化が始まった。議会も中国全土から選出されたまま終身任期となっていた議員を引退させ台湾内の選挙で議員を選出するようになり、1994年には総統も国民の直接選挙で選ぶようになった。その後2000年には民進党の陳水扁が総統になった。2008年には国民党の馬英九が国民党政権を奪回、中国との融和政策を進めたが中国依存度が高まることへの警戒もあり「ひまわり学生運動」が起きた。2016年には民進党の蔡英文が総統となった。
    各章の末尾にはその時代を代表する史跡も紹介されている。

    0
    2026年10月03日
  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    来月末から台湾へ旅行に行くので、それまでに台湾の歴史を知っておきたいと思っていたところにちょうど良い一冊が発売されたと聞き、ジュンク堂で購入。
    旧石器時代から現在までという長い歴史を通して、地理的要因から様々な外部からの影響や人を受け入れてきたことが分かった。それゆえの『台湾人』としてのアイデンティティに苦しんでいるとあったが、この様々な人が混ざり合っているからこそ固定概念が壊されやすく、人権の面では議員の女性比率が高かったり、アジア初の同性婚法制化が実現したりするのではと感じた。

    0
    2026年09月06日
  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    近々台湾旅行を計画していて、少しでも台湾について知りたかったので、歴史や政治・文化を1冊で学べる読みやすい本を探して辿り着いたのがこの本です。

    とてもよくできた一冊です。ジュニア新書なので若い方向けではありますが、大人だって十分学ぶことができます。

    各章で学んだことを現地で体験できるよう、関連スポットの紹介とおすすめの見学コースが紹介されているのも観光客にはありがたいです。

    0
    2026年09月01日
  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    台湾の地をオランダが統治していた時代があったとは、初めて知った。その後、鄭氏、清朝、日本、中国の国民党による統治が行われてきた帰趨からして、多様である意味、複雑な歴史を辿ってきたことが分かった。
    章別に著者が分かれているが、私には第5章「民主社会の実現と続く葛藤」がもっとも読み応えがあった。

    0
    2026年08月16日
  • 旅して学ぶ台湾

    Posted by ブクログ

    【旅して学ぶ台湾】 赤松 美和子ほか 著

     「これ、本当に『ジュニア版』ですか?」と言いたくなるほど、しっかりした内容です。修学旅行や個人旅行の際の参考にとのことですが、平易な文章で台湾の歴史とお薦めスポットが紹介されています。

     つい400年前まで文字がなく、台湾の「古代史」については謎が多いようですが、それ以降から現代までの台湾の通史が理解できる入門書と言えます。何となく、「国民党が台湾に逃れて…」程度しか知らなかったのですが、地理的に微妙な位置にある上、多くの先住民がいて、統治や民主化についての多くの事件が発生。それが故に、日本よりも進んだジェンダーやマイノリティへの配慮が行き届いている実態もわかりました。各パートでは、関連した「お薦めスポット」が紹介され、これ1冊持っていけば、台湾の歴史と共に観光がばっちり楽しめる工夫がなされています。

     台湾には1度しか行ったことがなく、当面、予定もないのですが、台湾の中華料理はガチ美味しいと聞いており、その際には必携したい1冊です。

    0
    2026年08月04日

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