斉藤勝久の作品一覧
「斉藤勝久」の「占領期日本 三つの闇 検閲・公職追放・疑獄」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「斉藤勝久」の「占領期日本 三つの闇 検閲・公職追放・疑獄」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
歴史の授業でもあまり触れられることのない米国占領下にあった日本の歴史について、検閲、公職追放、造船疑獄の 3テーマで、米国の占領政策がいかに稚拙で自己矛盾を孕んだものであったかが克明に描写される。まあ、いきなり東洋の島国の領主になったのだから仕方がないとは言え、公職追放とか(この本では触れられていないが)農地改革とか、たしかにあんまりいい政策ではなかったよな。あの時代に占領軍の圧政にめげず、国家主権を取り戻した政財界の人々は、まさに「気概」があったのだろう。
著者は読売の記者を定年退職してからも類似のテーマで調査報道を続けて、近年は nippon.com で発表している人。定年退職後も意欲を
Posted by ブクログ
思い出したくない過去。太平洋戦争に敗れ、アメリカからGHQが派遣されたのち、占領政策の一環として行われた検閲、公職追放。更には戦後日本の正に国民一丸となって復興に向けた歩みが必要であった時期に政界を揺るがした疑獄。この「検閲」「公職追放」「疑獄」の忘れたい過去を本書はテーマにしている。
時は敗戦後、直ぐに日本の占領政策を開始したアメリカではあるが、敗戦国日本を二度と帝国主義に駆られた危険な国家にしないよう、また二度と軍事国家として立ち直らせない事を最重要の目的として進められるGHQの政策。過去の歴史として学んできたはずの日本人でさえ、それらがどの様にして行われてきたか、実態を詳しく知る機会は少