面白すぎて一気に通読。
現実は小説よりも奇なりというバイロンの言葉のごとく、SF小説を超えるリアルの面白さ。
これが現在にリアルに起こっていることなのか考えると、ほとばしる高揚感と未来への想像。
遺伝学世界のトップであるハーバード大のジョージ・チャーチを中心として、マンモス再生への軌跡。
現
...続きを読む在の遺伝子工学は数十年前では考えられなかった境地にすでに今の時点で達しており、さらに加速度的にあらゆるテクノロジーの進歩が今まさに起こり続けている。
ヒトゲノム計画、マラリア撲滅運動、遺伝子移植による老化の逆行。
デザイナーズベイビーから、不死の可能性までをも匂わせる。
すでに、マンモスはハイブリッドとして現在に細胞レベルでは生き返っており、復活のその日を待っている。
マンモス復活が地球温暖化防止策として、数十億の命を救うことにつながるというのもまた面白く、人類にとっても非常重要な試みだと思わせてくれる。
遺伝学の可能性は計り知れない。
ハイブリッド人間、不老不死、それらの一大産業が一般化され一般社会に流通していく日もそこまで遠くないかもしれない。
人生100年時代どころか、150年時代が目前のように感じる。
ここ1年間で読んだ本の中でも、
トップクラスの面白さと学びを得られた良書。