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ユーザーレビュー

  • 光のそこで白くねむる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文章の上手さが異常。
    導入部分は平易に思えるが、徐々に難解になり、後半は何がなんだかわからなくなる。

    にもかかわらず、文章の上手さから言葉は確実に読み手の脳に注ぎ込まれ、脳が強制駆動させられる感じ。

    テーマはなにか? そもそもテーマはあるのか?
    一度、読んだだけではわかりませんでした。
    読み手により景色が変わる騙し絵的な作品なのかもしれない。

    ですが、以下のあたりに作者の思いがあるように感じます。

    “子供という殻が破られて、すべてがすっかり変質し、ほとんどべつのものになることで大人になるのではなくて、子供時代というのは、琥珀のなかに閉じこめられた昆虫のように、ずっとそのままのかたちでそ

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    2024年11月18日
  • 光のそこで白くねむる

    Posted by ブクログ

    主人公に、ところどころ顔や名前を覚えられないや、決まったルーティンを遵守しなければ不安が強くなるなど、ASDのような傾向が見られる。

    加害者だとわたしを苛み続ける祖母、行方をくらませた父、再婚後住所も教えてもらえず、どこにいるかわからない母など、家族関係からもわたしの邪悪さが見えるような気がするけど、真実はわからない。

    わたしが邪悪なのか、
    だれかが、なにかがわたしを邪悪にしたのか。
    加害と被害、現実と妄想があやふやになり、ひかりのそこに沈む。

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    2026年04月25日
  • 光のそこで白くねむる

    Posted by ブクログ

    何が本当で何が嘘なのかわからなくなってくるし、さらっと書いているけどなんか怖いこと書いているよねってなるし、読んでいて頭がグワングワンするのが好ましい。

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    2025年01月08日
  • 光のそこで白くねむる

    Posted by ブクログ

    語り合う者も語られている事も最後まで曖昧で噛み合うことがない。虚実どちらも存在しない気持ち悪いこの空間は、小説だからこそ立ち上がり、魅力を放つものだと思う。おどろおどろしく書かれていないのに下手なホラーよりホラーで揺すぶられた。すごく良かった。

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    2024年12月03日
  • 光のそこで白くねむる

    Posted by ブクログ

    静かに淡々と紡がれる言葉に心を穏やかにさせます。
    十年ぶりに故郷に帰った「わたし」は、ある人の
    墓参りにいくところだった。
    小学生の頃に亡くなった幼馴染の「キイちゃん」との思い出に導かれ過去の自分や失踪した父、汚言機械の祖母、違う街に引越した母など、紡がれる
    思い出を淡々といるはずのない、「キイちゃん」と
    会話していく。 
    新人でこんな作品を描くとは、びっくりしました。情景を思い浮かべながら読めてとても良かったです。

    0
    2024年11月23日

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