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  • ケストナーの戦争日記 1941-1945
    3.3
    1巻5,060円 (税込)
    「決めたぞ.戦時下の日常で起きた重要なことを,きょうからひとつひとつ書き残すことにする.」(一九四一年一月十六日)――戦時下に密かにつづられた日記.第三帝国の下劣さ,馬鹿らしさを批判し,空襲や迫害など戦争の中の日常を鋭い観察眼で描いたこの記録から,今わたしたちは何を読み取ることができるだろうか.

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ユーザーレビュー

  • ケストナーの戦争日記 1941-1945

    Posted by ブクログ

    「終戦日記」と読み比べると元々書かれていない事をケストナーが加筆している個所が多々ある。グデーリアンの邦題「電撃戦」で書かれている宣伝省次官ヴェルナー・ナウマンから依頼された談話は「戦争日記」では単に彼の発言を引用しているだけだが「終戦日記」ではポーランド人の地主からダイペンホーフを略奪したグデーリアンに代表される当時の国防軍の軍人批判を書き加えているので「終戦日記」は「青い本」こと「戦争日記」を元にした日記体の実録と見た方がいい。「終戦日記」は1961年に刊行されているので1951年に刊行されたグデーリアンの回想録をケストナーが読んで書き加えた可能性はありそうだ。
    邦訳者のあとがきには第三帝

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    2024年09月08日
  • ケストナーの戦争日記 1941-1945

    Posted by ブクログ

    『内なる亡命日記』よりも上級国民ぽさを感じる
    知らなかったとする一般市民が多いが『内なる亡命日記』 同様、ジェノサイド風聞が伝わっている
    破滅に突き進んでいる日々が淡々と描かれる

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    2025年01月26日
  • ケストナーの戦争日記 1941-1945

    Posted by ブクログ

    ドイツにとどまり続けたケストナーの敗戦へ向かうドイツの日記。膨大な注釈や索引があり、読み込むのになかなかのハードルだったが、ケストナーの反骨精神が垣間見られる。

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    2024年11月27日

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