作品一覧

  • アルベール・カミュ 生きることへの愛
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    世界の美しさと,人間の苦しみと――双方に忠実であろうとしつつ,生きる意味を探求し続けた作家,カミュ.『異邦人』『ペスト』をはじめとする作品は,時をこえて私たち自身の生をも映し出している.アルジェリアでの出生から不慮の死まで,生涯に沿ってテクストをよみとく.「不条理」の先に作家は何を見ていたのか?

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ユーザーレビュー

  • アルベール・カミュ 生きることへの愛

    Posted by ブクログ

    そもそも不条理からスタートしているカミュの哲学は、不条理に抵抗するマインドを、私達に教えてくれると思う。今を汲み取り、岩の重みに抗い、光へと向かう幸福、その美しさへの触れ方を学べた気がします。不条理な死から逃げずに、しっかりと向き合い、生への愛を活性化し、生を解放するという死生観、そして肯定と否定の間で揺れ動く緊張感の哲学は、沈鬱な気分の時、よく生と死の狭間を行ったり来たりする私の思考と共鳴しました。そして、どっちつかずの立場を貫くことを肯定する彼の言葉は、私にとってはとても衝撃的でした。

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    2025年02月12日
  • アルベール・カミュ 生きることへの愛

    Posted by ブクログ

    二項の間で緊張関係を保とうとする姿勢が今求められているものである。カミュを通じ、愛を持って世界を見つめることが必要なのかもしれない。

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    2024年11月27日
  • アルベール・カミュ 生きることへの愛

    Posted by ブクログ

    主要作品の概要(といくらか実際に流し読んだ)程度の親しみ具合にあって、人物像の肉付けとしては新書の紙幅の中で広く触れることができる内容であったが、どこかカミュ自身についての関心が薄い部分もあって、内容の充実度に比して自身の感性に響かない部分が残念でもある。

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    2024年12月05日
  • アルベール・カミュ 生きることへの愛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アルベール・カミュは『ペスト』を読んだくらいだけど、興味ある作家。「不条理」とか哲学的な話は分からないかもしれないけど、三部作とか色んな作品を読んでみたくなった。

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    2025年10月09日
  • アルベール・カミュ 生きることへの愛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カミュの生涯と、それぞれの作品についてとても詳しく学ぶことができる本です。

    きちんと作品を読んだことはないけれども、カミュの経験した計り知れない個人的な経験に基づいてすべての言葉、ストーリーが生み出されていることを知る。

    いくつか著者がキーワードを出されているので、作品の意味するところについて辿る際の道しるべになりそうです。

    印象としては、殺人と潔白、潔白な殺人者、について、とても突き詰めて小説を書き続けられているように思いました。

    ・・・

    カミュは自身の作品を、『異邦人』に代表される第一の系列「不条理」(1942年)、そして『ペスト』に代表される第二の系列「反抗」(1947年)の二

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    2024年12月30日

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