作品一覧

  • エリート過剰生産が国家を滅ぼす
    4.2
    1巻3,300円 (税込)
    学歴に見合うポストや報酬が得られず不満を抱いたエリートたちが反エリートに転化するとき、社会は崩壊に向かう――。数理モデルを用いて歴史にパターンを見出す「歴史動力学」の第一人者が、様々な時代・地域の分析を通じて現代社会と民主主義の行方を占う!

ユーザーレビュー

  • エリート過剰生産が国家を滅ぼす

    Posted by ブクログ

    人口増加がベースになっているので、少子化最前線を行く日本には当てはまらなさそう、というのは「人口は未来を語る」とも矛盾しないところ。
    2025年のトランプの言動はこれを逆行させるものに見えてくる。本当のところは知りませんが。

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    2025年04月30日
  • エリート過剰生産が国家を滅ぼす

    Posted by ブクログ

    END TIMES
    Elites,Counter-Elites,and the Path of Political Disintegation

    数理モデルにより歴史の法則を導く「クリオダイナミクス(歴史動力学)」による分析。
    不安定性をもたらす四つの構造的要因:
    ①潜在大衆動員力へとつながる大衆の貧困化
    ②エリート内の対立を引き起こすエリート過剰生産
    ③財政の健全さの悪化と国家としての正当性の低下
    ④地政学的要因

    本書出版時点ではトランプは再選されていないが、モデルによれば2020年代に不安定性が恐ろしいほど高まる。
    革命的状況から抜け出す道はふたつ。支配階級が最終的に打倒されるか、社会シ

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    2025年02月19日
  • エリート過剰生産が国家を滅ぼす

    Posted by ブクログ

    歴史からモデルや法則を導く書物は数多くあるが、本書もそのひとつ。面白いのは何らかの理由でその数が増えたにも関わらず、エリートのマジョリティに入れなかった者が革命の煽動者になり、そこから国家を滅ぼすことに繋がったという仮説。
    彼らを過剰生産されたカウンターエリートと著者は呼んでいる。スーパーリッチになり損ねた人や科挙の試験に落ち続けた人たちが一般大衆を煽る役割を担っていたというのは興味深いし、そういうことはあるだろうなあと実感する。

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    2025年09月11日
  • エリート過剰生産が国家を滅ぼす

    Posted by ブクログ

    その名のとおり、エリートの過剰生産が国家を滅ぼす、ということを述べている本。
    なのだが、細かい議論については正直ついていけなかった。

    筆者は、「複雑系科学者」とのことで、「クオリダイナミクス」=歴史は繰り返す。パターンがある。ということを前提に、今迄の歴史の中で生じた国家の崩壊の要因がエリートの過剰生産にあるということを述べている。

    そして、その前提を元に、今までの歴史を振り返っている。

    のだが、完全に議論についていけなかった自分にとっては、「エリートの過剰生産が国家を滅ぼす」という前提に立って歴史を読み替えている=上書き、しているようで、何となく腑に落ちなかった。勿論、それに対する反論

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    2025年09月07日
  • エリート過剰生産が国家を滅ぼす

    Posted by ブクログ

    社会の秩序が乱れて新たな秩序に入れ替わるサイクルを歴史と論理で解く本。確かに今の世の中に当てはめてみると合っているかも。

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    2025年05月18日

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