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ユーザーレビュー

  • 野生生物は「やさしさ」だけで守れるか? 命と向きあう現場から

    Posted by ブクログ

    以前に『月刊たくさんのふしぎ となりにすんでるクマのこと』という雑誌で軽井沢町での野生のクマと上手く生きていくための施策やクマの生態について学んだけれども、本書はその拡張版というか、更にもっと色々な視点から野生生物との共生のしかたを考えようよ、といった趣旨の内容。

    5章にわたるケーススタディを通して、最終的には《命に向き合う責任》を考えるに至る。

    結構ハッとさせられるのではないかと思うのだが、野生生物って動物だけに限らず植物や昆虫も当然ながら含まれる訳だけども、そこは意外と盲点となってはいないだろうか。大きなニュースでは動物による事故や駆除のことが扱われがちなのである種仕方ないとも思うのだ

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    2025年07月28日
  • 野生生物は「やさしさ」だけで守れるか? 命と向きあう現場から

    Posted by ブクログ

    好きなマスクラットは日本では特定外来生物であり、どのように付き合うのが良いのかと日々考えており、その参考のために読みました。

    この悩みの一部は、同じく好きなビーバーが日本では動物園動物であることも無関係ではないと考えています。

    まだ思考の整理はできていないですが端緒となり、正に私に必要な書籍でした。
    入念な取材と分かりやすい文章と、ありがとうございます。

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    2025年06月03日
  • 野生生物は「やさしさ」だけで守れるか? 命と向きあう現場から

    Posted by ブクログ

    野生のクマが捕獲されると決まって殺到するのが、行政職員に対する「クマがかわいそう」というクレームだ。私は常に、この意見に違和感を覚えていた。
    本書は「まえがき」でも述べている通り、いきものを守るにはどの道が正解かといったものはほとんどない、と断っている。だからクレームを入れる人の意見も、私のように違和感を覚える人も両方「正しい」のだろう。いきものの保全はそう単純なものではない。ただ、一番苦悩しているのはいきものの駆除や保全に直接携わる方々だ。本書は生き物の保全に対する例だけでなく、その専門家たちの肉声を読むことができる貴重な本だ。現場に居る方々の葛藤、苦悩、使命感がよく伝わる。
    何にでも言える

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    2025年01月30日
  • 野生生物は「やさしさ」だけで守れるか? 命と向きあう現場から

    Posted by ブクログ

    野生生物と人間社会との関係、距離感を考えるヒントを提示した良書。
    「新聞記者」というスタンスから書かれていることで、野生生物に肩入れしすぎず、当事者の方達の熱い想いや苦悩を押しつけることもなく、一般の私たちの感覚にも寄り添って問題を丁寧にひもといている。
    ジュニア新書だが、子どもや学生はもちろん、あらゆる世代に手に取ってほしい一冊。

    生物多様性保全の現場で悩みながら活動している当事者は、どうしても保全対象への思いが強く、活動の重要性を強く訴えがちになる。今、行動しなければ間に合わないから、どうか力を貸してほしい、力を貸してもらわないまでも、理解してほしい、邪魔しないでほしい。当事者が書くと一

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    2024年08月03日
  • 野生生物は「やさしさ」だけで守れるか? 命と向きあう現場から

    Posted by ブクログ

    愛護だけでは守れない動植物の話。現在進行形の話題も多くスッキリとした答えをくれるわけではないので、それを期待して読むと肩透かしを食らうかも? 調査や保護、駆除をされている方々の苦労にはただただ頭が下がる。
    奄美でのハイビスカス伐採の話で出てきた納得感というのは重要なキーワードだと思った。結局のところ、自分と、自分を含めたその土地がどうありたいのかを各々もっと考えていける社会にしていきたいね

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    2024年08月02日

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