作品一覧

  • 呪詛を受信しました
    3.7
    1巻799円 (税込)
    死者から届く「死ね」というメッセージ……。 女子高生の間で連鎖する死の真相とは!? 「青春の危うさ。言の葉の呪いは葉脈を辿るように広がっていく。」 ――鈴木絢音さん(俳優)推薦! 北海道のとある町で暮らす女子高生の湊。彼女は継母と険悪な関係で、早く自立するためにパパ活をしている。ある日、湊の友人・飛鳥のスマートフォンに、事故死した中学時代の友人・美保から「死ね」というメッセージが届く。それから間もなくして凄惨な出来事が起こり……。湊の周囲で連鎖する死の真相とは? 思春期の残酷な同調圧力と心の闇が描かれた、第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉。 (著者情報) 上田春雨(うえだ・はるさめ) 1986年、北海道生まれ。筑波大学社会学類卒業。現在は記者として新聞社に勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として本作でデビュー。
  • 飛び込め地獄
    3.3
    1巻850円 (税込)
    新興宗教の教祖をしていた姉が失踪した―― 現役新聞記者が描く、二転三転するサスペンスミステリー (あらすじ) 「わたしは解脱した。探さないでほしい」 新興宗教の教祖だった姉が失踪した。刑事志望のすばるは、教団から次期教祖になるよう迫られ、姉の捜索を開始。同じ頃、殺し屋を名乗る少女いよに出会う。彼女は「親友を殺したカルト教団に復讐する」ため捜索を手伝うという。密室で変死した両親、姉の失踪、いよの親友の不審死、次々と電車に飛び込む信徒たち……。二人は教団の闇に迫っていく! 【著者について】 上田春雨 1986年、北海道生まれ。筑波大学社会学類卒業。現在は記者として新聞社に勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『呪詛を受信しました』(宝島社文庫)で2024年にデビュー。

ユーザーレビュー

  • 呪詛を受信しました

    Posted by ブクログ

    物凄く読みやすかったし王道って感じで面白かった。言葉は使いようになっては凶器になる。
    犯人は最初から分かっていたけれどその後の展開は想定外かつイヤミスな終わり方でゾッとできた。
    PINEというメッセンジャーアプリでの様子がリアル。炎上の恐ろしさ。

    0
    2024年08月22日
  • 呪詛を受信しました

    Posted by ブクログ

    『呪詛』という言葉に惹かれ、この作品を読みました。
    どんな災いが起こるように呪ったのか…
    そんな事を思いながら読み進めました。

    確かに呪詛はありましたが、そこだけではなく、高校生たちの言葉から起こる同調圧力みたいなのがとてもリアルに感じました。

    呪詛=ホラー。なイメージもありました。
    でも、この作品を読んで違う呪詛もあるんだなぁ。と思いました。

    彼女たちの生きづらさや起こった事件など、心が痛くなりましたが、内容が新鮮でとても面白いミステリー小説でした。

    0
    2024年07月03日
  • 飛び込め地獄

    Posted by ブクログ

    面白かった!ミステリー要素は少ないけど、登場人物の関係性が変化するのと、会話が楽しい。宗教団体の内部という舞台は個人的にあまり興味が持てなかったが、そこに重要な鍵が…。次回作も期待します。

    0
    2025年09月01日
  • 呪詛を受信しました

    Posted by ブクログ

    このミスの隠し玉、若干の甘さは見られたが、十分に楽しめた。
    主人公は高校生、人生で最も楽しい時期にあるはずなのに、様々な問題を抱え、何とか明日に希望を繋いで生きているのが切ない。
    そしてその主人公を取り巻く友人たちもまた然り。
    友人たちは次々と消えていくが、残った者たちがどうか幸せを掴んでほしいと思う。

    0
    2025年08月06日
  • 呪詛を受信しました

    Posted by ブクログ

    上田春雨さんの作品初めて読みました。2025年初作家、24人目です。このミス大賞の隠し玉作品。
    呪詛をということだけど、ホラー感はなかったけど、主人公が共感が持ちづらいタイプ。
    ダークヒロインとは言うけれど、人によっては受け入れられない人もいるんじゃないかなぁ。
    文章は読みやすくって、サクサク読めました。

    0
    2025年04月22日

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