増田賢作の作品一覧
「増田賢作」の「リーダーは世界史に学べ」「リーダーは日本史に学べ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「増田賢作」の「リーダーは世界史に学べ」「リーダーは日本史に学べ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
世界史のリーダー35人を取り上げ、リーダーに必要な「決断力」「洞察力」「育成力」「人間力」「健康力」の5つを、エピソードから解説した一冊。
このような書籍は、過去にもあったような気がします。成功・失敗を問わず、多くの歴史的偉人が紹介されていますので、歴史好きなかたには楽しく読めると思います。一方でリーダーシップ論として体系化されているわけではないので、歴史が好きでリーダーシップに興味のあるかたへの参考書といった感じでしょうか。カエサルやナポレオンなど、よく取り上げられる人物から、ナイチンゲールやヘレン・ケラーなど人選も興味深いです。
個人的には、この内容よりも、著者が考える歴史の学ぶ必要性への考え方に共感しました。その人物が過去に、どういう場面でどういう決断をした結果どうなったのか、追体験できるわけですので、自分だったらどうすべきかを考えることは最高の教材になると思います。この姿勢で今後も歴史に触れていきたいと思っています。
▼「人を動かす仕事」に正解はない。
成果を出すためには、自分のなかに「判断の軸」となるものを持つ必要がある。その軸を与えてくれたのが「歴史」
▼重要なのは、「そのリーダーがどのような状況で、どのような判断を下したか」つまり、「人間の思考」にこそ学ぶ価値がある
▼歴史を「思考と判断の物語」として読み解く、それが、リーダーに求められる「判断軸」のよりどころになる
▼歴史とは人類が数千年にわたって積み重ねてきた、「決断(失敗と成功)」の集積地
▼歴史に学ぶことは、「正解を知る」ことではない。「正解のない時代に、自分なりの最適解をどう導くか」を学ぶこと
▼大きな目標を多くの人が追い求めるためには
①大きすぎる目標は、自分には関係のないことだと感じられがち。それを、日々の業務や行動にひもづけることで、一人ひとりが目標達成に貢献している実感を持てるようにする
②メンバーが安心して意見を述べることができ、それぞれの能力を最大限に発揮できる環境をつくることで、組織全体のエンゲージメント(働きがい)が高まり、目標達成への推進力となる
▼新規事業を成功に導くためのリーダーの姿勢
①リーダー自身が現場に入り、業界構造・顧客特性・業務フローを肌で感じながら学ぶ姿勢が不可欠
②現場のリアリティと経営の視点をつなぎ、組織を導く「羅針盤」としてのリーダーシップが求められる
▼リーダーの心構えと伝えるべき姿勢
①リーダー自身が社会規範、組織のルール、そして人間関係において誠実であることが基本
②すべてを言葉で説明し、全員の理解を得ることは困難だからこそ、リーダーの「正しさ」と「一貫した姿勢」が、ビジョンを自然に伝える力になる
③強い信念を持つメンバーが周囲と良い関係を築けるよう、リーダーが橋渡し役となる
④メンバーが奮起できるようにリーダーは「期待」としてギャップを丁寧に伝えていく
▼人材を採用する際に大切にしたいポイント
①重要なのは「この人がこれから何を成し遂げようとしているか」という未来志向で人材を見る視点
②採用時には仕事のスキルだけでなく、「物事の捉え方」「大事にしている信念」などを丁寧に確認する
③優れた人材とは「考えられて」「動ける人」、どちらか一方だけでは、組織の変化に対応するには不十分
▼リーダーが自分を見つめるための3つの鏡
①銅の鏡ー自分の顔に「安心感」と「前向きさ」があるかを日々チェック
②歴史の鏡ー都合のいい物語ではなく、正直な過去から教訓を得る
③人の鏡ー反射的に否定せず、まずは「ありがとう」のひと言を
▼勤労、勤勉なリーダーとなるための3条件
①「なぜ自分がこの道を歩むのか」という強い動機を持つことで、持続的なエネルギーが生まれる
②リーダーは”時間”ではなく”熱量”で勝負する存在であり、没頭できる状態を自らつくり出すことが信頼につながる
③「自分にはまだ足りていないものがある」という謙虚さが、成長を支える原動力になる
▼出世する人の共通点
①今の成果にあぐらをかかず、より良いアウトプットを出すために、日々自分を磨き続けるう姿勢がある
②単なる指示待ちではなく指示の背景や意図をくみとり、学びへと昇華させている
③「やったことがない」を言い訳にせず、自ら進んで新しい領域に飛び込む
<目次>
第1章 【決断力】迷わず行動する力
第2章 【洞察力】本質を見抜く力
第3章 【育成力】チーム・組織を育む力
第4章 【人間力】周囲の信頼を得る力
第5章 【健康力】リーダーの健康管理力
Posted by ブクログ
古くは秦の始皇帝から、直近ではエリザベス2世まで、教訓とすべき興味深いエピソードがふんだんに盛り込まれている。
自分が知らなかったエピソードも多く、とても勉強になった。
例えばナイチンゲールでいえば、クリミア半島での看護が有名ではあるが、治療環境を改善するために統計学的なアプローチを取っていた、ということは初耳だった(自分が無学なだけかもしれないが)。
また、有名なところでいくと、ヘレン・ケラーの人生が変わった瞬間の話などは、やはり何度触れても胸が熱くなる。
今現在何らかのリーダーとして活躍している人、今後リーダーとして活躍したい人の必読書の一つと言ってもいいだろう。
Posted by ブクログ
現在の管理職が抱える問題や悩みは、歴史上のリーダーが経験したものと同じ、と言う点は納得した。
本書に載っている34のうち、特に心に刺さったものをピックアップする
・部下の長所を生かしてこそ、名リーダーというものだ(北条氏綱)
生死をかけた領国経営をしていたため、人に捨てるようなところはないと割り切れた
・現在のリーダーの役割を自分だけで担わず、複数人んで担う体制に移す(毛利元就)
現在のリーダーの仕事を一覧にして見える化し、役割分担を決める
・新たな取り組みほど変人に活躍させるべき(桂小五郎)
責任者として抜擢し、リーダーが他のメンバの仲介役となる
・思ったことを言うことが正義ではごはわん。おはんの理想が実現できるように進め方を考えるでごわす(西郷隆盛)
目標実現に向けて必要な発言なのか、を一度考えた上で「相手も正しい」とリスペクトの念を抱きながら伝える
・自分の思い込みで部下の客観的な意見を否定しない(松下容保)
・過去の成功体験が現状判断を狂わせる(山本五十六)
日露戦争で海軍大勝→第二次世界大戦では空軍主体、日本は海軍強化で大敗
・お客さんに喜んでもらえることを考える(三井高利)
購買プロセス→お困り事→解決策→具体的アクション
・感情と筋道を組み立てて話をする(北条政子)
朝廷VS幕府はこれまで朝廷の勝利のみ
気持ちを惹きつけ、メリットを示し合理的な判断を促し、メンバに意思表示してもらう
・天下を取りたければちょっとでも早く動くこと(豊臣秀吉)
信長死亡後の中国大返し
情報収集力:信長の死をいち早く入手
段取り力:大軍移動の軍需品、食料の準備
・興味があることから始めて、少しずつでも活かしてみよ(徳川吉宗)
・広い視野を持って挑戦的な目標を設定し、言葉に表す(織田信長)
誰も考えていない天下統一を目指す
無意識に現状維持を志向して目標設定していないか
・先輩が作った理想を受け継ぐのも立派な大将(豊臣秀吉)
前任者のやり方が有効かを検証し、発展させることを検討する
・自分の幸せでなく、皆の幸せを願う目標にしてみよ(徳川家康)
天下は1人の天下にあらず、天下は天下の天下なり
経済的幸せ、働く幸せが得られることを示す