緒乃ワサビの作品一覧
「緒乃ワサビ」の「天才少女は重力場で踊る(新潮文庫nex)」「白昼夢の青写真」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「緒乃ワサビ」の「天才少女は重力場で踊る(新潮文庫nex)」「白昼夢の青写真」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ADVゲームのノベライズとのこと。メインストーリーはカメラマンになる夢をもつ主人公・カンナを中心として進む学園青春もの。彼の物語開始当初の言動の幼稚さに辟易していたけれど、メインヒロインとなる"不良"教育実習生・桃之内すももの本質が明らかになって以降加速度的に面白くなって行き、終盤に差し掛かって「終わらないでくれ」と久しぶりに思えた作品でした。途中挟まれる「幕間」では別世界のお話しが語られますが、2つの世界の関係性が明らかになる最後には衝撃を受けました。カンナたちが生きる世界は「夢」ではなく「別世界」であってほしいと切実に願います。続編を心待ちにしています。
Posted by ブクログ
大変良いものを見せていただいた。
小説という媒体であることを考慮したのか、原作ADVから一部改稿されている部分があった他、幕間(CASE0)部分に至ってはストーリーラインが大幅に変更されている。
だからと言って、その面白さが削がれる事は全く無かった。ごく自然な形でCASE2への布石を打ち、幕間にあっては、世凪の変化をより顕著に見ることができる。原作を知っている立場から見れば「自我の奪還」という目標、その輪郭を克明に描き出される様は、読んでいて非常に楽しい物であった。次巻以降で描かれるであろうCASE2・1・0が今から楽しみで仕方ない。
Posted by ブクログ
かつてピアノを弾いていたが、今はその音さえ失った少年・歩人の前に、「わたしには、未来の記憶があるの」という言葉とともに不思議な少女が現れることから始まるボーイミーツガール物語。「未来の記憶」というSF的要素が冒頭で語られ、どうやら主人公は幼い日の記憶が無い、という情報のみが明かされているだけで、読者としては方向が見えないまま、語り手に手を引かれながら進むことになるという新鮮な体験をさせてもらった。それだけに、終盤で明かされる全ての謎にカタルシスを感じ、打ち震えました。青春作品の新機軸です。緒乃ワサビ氏の次回作を楽しみにしています。