作品一覧

  • 君の余命、買い占めました〈試し読み増量版〉
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    ※こちらは無料の〈試し読み増量版〉で40ページ程お楽しみいただけます。 ※通常版は2024年5月17日発売です。 世界中で“余命の売り買い”が始まった。 余命を元手に投資をしたり、 起業をして自分の余命を買い戻す人もいる。 命を売るのではなく、担保として預けるだけ。 そんな中、カラオケ店でバイトをする若い男女二人は 10円の時給昇給に愚痴をこぼす−―。 書き下ろし小説『君の余命、買い占めました』を含む十二作品を収録。 さっと読めて心ときめかせる珠玉の短編集。
  • 君の余命、買い占めました
    4.3
    1巻880円 (税込)
    世界中で“余命の売り買い”が始まった。 余命を元手に投資をしたり、 起業をして自分の余命を買い戻す人もいる。 命を売るのではなく、担保として預けるだけ。 そんな中、カラオケ店でバイトをする若い男女二人は 10円の時給昇給に愚痴をこぼす−―。 書き下ろし小説『君の余命、買い占めました』を含む十二作品を収録。 さっと読めて心ときめかせる珠玉の短編集。

ユーザーレビュー

  • 君の余命、買い占めました

    Posted by ブクログ

    小説紹介のけんごさんが、TikTokでご紹介されていた短編集。
    で、気になって読んでみたら、大正解でした!
    短編集なんですけど、どれもちょっと変わった近未来?のお話で、そこがなんとも面白い!
    一話10ページほどの短い物語なので、読書初心者さんにもおすすめです!
    ちなみに、私がいちばん好きだったのは、『車椅子のナンパ師』です。
    毎日のようにダル絡み(笑)してくる車椅子の老人にイライラしている主人公。
    けれど、その老人がナンパする意味を知ると…。
    全ての話が感涙です。

    0
    2024年06月07日
  • 君の余命、買い占めました

    Posted by ブクログ

    風景や人物描写や緻密で、臨場感がありました。小説の冒頭から色鮮やかな映像が浮かぶような作品で、「アニメ化やドラマ化されたら、こんな描写になるのかな」と、想像をかき立てられました。
    読み始める前に、タイトルからどんな内容だろうと想像してみましたが、想像を超えてきました。よく思いつくなと、感心してしまう設定でした。設定がわかってからも予想外の展開が続き、最後まで飽きさせない内容でした。

    最近は読書時間をなかなか設けることができず、小説を読む機会が減っておりましたが、こちらはちょうどいい文量の短編集でした。おかげさまで、1作品ごとに集中して楽しむことができました。12編全て読ませていただきましたが

    0
    2024年05月26日
  • 君の余命、買い占めました

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全て面白かったのですが、『三代目彼女』が特に刺さりました。
    主人公の、ある種独りよがりとも言える片思いが長い年月をかけて成就するような少し不思議なラブストーリー。初めはアンドロイドを彼女にする主人公にあまり共感できなかったのですが、三人目のイオリ辺りから引き込まれて深く共感を覚えました。両親が不仲だったからこそ、喧嘩になることのないアンドロイドと結婚したいという彼の感情が自然に思えて少し涙が出ました。感情が読み取れなかった先代彼女たちの存在のおかげで、イオリが訳も分からず涙を流すラストシーンが一際際立って美しかったです。

    0
    2024年05月26日
  • 君の余命、買い占めました

    Posted by ブクログ

    12編の短い話からなる短編集です。
    1話1話が短いためすぐに読めます。
    また、読んだ人の境遇や今置かれている状況によって、人それぞれ感想が全く別物になるような予感がします。

    題名で最も興味を惹かれたものは、
    「耳の聞こえない風俗嬢」です。
    先天性難聴者の女性が風俗嬢になるお話ですが、先天性のハンデがあっても周囲の理解やサポート、そして何より本人の想いがあれば出来る事が必ずあるのだと思いました。
    私自身にもとある障害があるのですが、それを踏まえた上で自分自身にも出来る事を探したいと思いました。

    他の話もタイトルからでは内容を想像出来ない物が多く、一読の価値ありです。

    0
    2024年05月25日
  • 君の余命、買い占めました

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この小説の最大の魅力は、主人公が直面する困難に対する彼の姿勢と、その中で見せる成長です。章吾は、自分の余命を売るという極限の選択肢に追い込まれながらも、人間としての尊厳を失わず、他人を助けようとする意志を持ち続けます。また、彼が周囲の人々とどのように関わり、支え合いながら生き抜くかを描いたシーンは、読者に深い感動を与えます。
    物語全体に流れるエモーショナルな要素は、登場人物たちの人間関係の複雑さと、それぞれのキャラクターが抱える内面的な葛藤によって引き立てられています。章吾の親友である楚良との関係や、母との再会、そして彼の命をかけた選択など、全てが読者の感情を揺さぶります。特に、章吾と楚良の絆

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    2024年05月25日

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