君の余命、買い占めました
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君の余命、買い占めました

880円 (税込)

4pt

世界中で“余命の売り買い”が始まった。

余命を元手に投資をしたり、
起業をして自分の余命を買い戻す人もいる。
命を売るのではなく、担保として預けるだけ。

そんな中、カラオケ店でバイトをする若い男女二人は
10円の時給昇給に愚痴をこぼす−―。

書き下ろし小説『君の余命、買い占めました』を含む十二作品を収録。
さっと読めて心ときめかせる珠玉の短編集。

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君の余命、買い占めました のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    風景や人物描写や緻密で、臨場感がありました。小説の冒頭から色鮮やかな映像が浮かぶような作品で、「アニメ化やドラマ化されたら、こんな描写になるのかな」と、想像をかき立てられました。
    読み始める前に、タイトルからどんな内容だろうと想像してみましたが、想像を超えてきました。よく思いつくなと、感心してしまう

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    12編の短い話からなる短編集です。
    1話1話が短いためすぐに読めます。
    また、読んだ人の境遇や今置かれている状況によって、人それぞれ感想が全く別物になるような予感がします。

    題名で最も興味を惹かれたものは、
    「耳の聞こえない風俗嬢」です。
    先天性難聴者の女性が風俗嬢になるお話ですが、先天性のハンデ

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    一言でいうのなら「切なくも美しい12の人生を描いた本」。

    短編小説12編が綴られたこの一冊。
    読んでいくと、丁寧に描かれた繊細な描写に、その世界がありありと目に浮かぶようでした。
    ひとは生きていれば、キラキラした輝かしい人生ばかりではなく。
    時に見たくはない・・・裏切りや病・死・貧困等…といった暗

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    主人公の章吾と楚良の純粋な心に、自己中心的な人間ばかりの現代で忘れていたものが見つかった気がしました。特に章吾の母は信じられないくらいのずる賢い母ですが、何も疑わずに自分の余命全てを母に捧げてしまうなんて心が優しすぎて切なくなりました。
    技術が進歩して自分の寿命を売買できるようになった世界。貧しさゆ

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    読み終わった後に、切ない爽やかさが心に残る短編集です。

    タイトル作の「君の余命、買い占めました」が特に私のお気に入りです。
    章吾と楚良の純粋な心に胸が締め付けられました。
    また、もし自分がこの世界に生まれたら、自分の人生をどう生きるか考えさせられました。
    お金と命を天秤にかけられるとしたら、自分が

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    非常に読みやすく、どこから読んでも物語の世界に入りやすい本でした。
    ですがただ読みやすいだけではない。短い中にも登場人物の心情が沢山散りばめられていて、読み終わったときにはじんわりと切ない中にほんの少しの希望や救いやほっこりした気持ちが生まれる、素敵な小説です。
    特にタイトルから気になっていた『君の

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    現実的な日常の自然な会話と、非現実的なワクワクハラハラする展開のバランスがちょうどよく、あっという間に読み切りました。

    12編どのお話も情景がクリアに思い浮かべられて、読み切るのに時間もちょうどよく、読書をあまりしない方でも入り込める作品だと思います。

    「君の余命、買い占めました」
    研究や技術の

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    高校の社会見学で見た「死刑執行」。
    密かにそれをスマホで撮影した高校生(裕紀)の身の上に起きる不思議な物語です。
    リアルな死刑場の描写、無実を叫ぶ死刑囚、拘置所の外で見た死刑反対派の市民団体と一人の少女、マスコミの報道と少女とのやり取り、そして明らかになる真実と少女の正体。
    これ以上書くとネタバレに

    0
    2024年05月22日

    Posted by ブクログ

    人のやさしさ温かさも感じながら、胸が切なくなるショートストーリーをまとめた小説です。

    10代のころの好きなのにうまくいかない恋愛や思春期の家族関係、
    感情の間でゆれうごいて悩んで前に進んだり立ち止まったりした昔を思い出して
    なんだか泣きたくなりました。

    技術進歩によって自分の寿命を売り買いできる

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

     表題作「君の余命、買い占めました」を含めた12編、どれも“生きづらさ”と共に語られることが多い現代的な事象がモチーフになっているものの、つらさの中に“救い”が語られる短編集です。

     非正規雇用、孤独死、ハラスメントなどニュースでは社会問題としてネガティブに語られる事象であっても、そこに人がいる限

    0
    2024年05月22日

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