作品一覧

  • ネットはなぜいつも揉めているのか
    3.7
    1巻935円 (税込)
    日々起きる事件や出来事、問題発言をめぐって、ネットユーザーは毎日のように言い争っている。他人が許せないのは、対話が難しいのはなぜか。物事の見え方に違いが生まれるのはなぜなのか。背景にある社会やメディアのあり方を考える。 【目次】第一章 「表現の自由」をめぐる闘争/第二章 ソーシャルメディアの曖昧さと「権力」/第三章 エコーチェンバーの崩壊と拡大する被害者意識/第四章 「不寛容な寛容社会」とマスメディア批判/第五章 二つの沈黙、二つの分断/終章 単純さと複雑さのせめぎ合い/あとがき

ユーザーレビュー

  • ネットはなぜいつも揉めているのか

    Posted by ブクログ

    著者(大学教授)自身のつぶやきが炎上したことを事例として、
    ソーシャルメディアの問題を丁寧に分析した良書。マスメディアにも触れている。
    曖昧さ、被害者意識、寛容不寛容、
    そしてアメリカの共和党と民主党の分断の激しさ。

    私もマナーの悪い人、、道をふさいで2人でゆっくり歩く人などにはむかつくが、
    果たして私が不寛容なのか?人々のマナーは昔はもっと悪かったともいう。
    そして、他人の行動には寛容になりつつある世の中ともいう。

    物事をどうとらえるか、それをマスメディア、ソーシャルメディアはどう伝えるか。
    自民党の総裁選をゲームのように煽るマスメディアはあほだと思うけどね。
    統一教会も裏金も封印して何

    0
    2024年08月18日
  • ネットはなぜいつも揉めているのか

    Posted by ブクログ

    SNSでの炎上経験を持つ筆者が語るメディア論。ネットでの炎上、迷惑行為、メディア批判、フェイクニュース… 関連するトピックをもとに「揉める」理由を解説する。いつか人々は「思想が強い」と言われるのを避け、何も言わなくなるのだろうか。考えさせられる。

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    2024年07月13日
  • ネットはなぜいつも揉めているのか

    Posted by ブクログ

    ネットやSNSという言論空間の持つ特性や人の思考行動の傾向に基づいて、ネットの弊害と思われるような現象がなぜ起きやすいのかを構造的に分析している。

    個別の事案についての善悪などの価値判断については時代の変化や読み手の考え方にも依るので、著者の意見とピッタリ合うとは限りません。
    ですが、問題を構造的に捉えて切り口を示してくれているので、問題の読み解き方を身に付けられる=ネットリテラシー本という位置付けかと思います。
    ちくまプリマー新書から出ているのとそういう事ですかね。

    以下メモ。

    被害者になりたがる。
    相手は公正な世界にいて自分は不当に不利益を被っていると捉える人は、相手側の人間が被害者

    0
    2025年10月11日
  • ネットはなぜいつも揉めているのか

    Posted by ブクログ

    ・「自分にとって世界は不公正だが、他人にとっては公正だ」という被害者的な世界観をもつ人は、特に被害者非難を行いがちだ。そのため、相手側の被害を認めたがらない、自業自得、自作自演、あるいは自意識過剰と言ったバッシングへ走る。
    ・意見が似通った人ばかりが集まると、そのなかでも極端な意見を持つ人の発言力が大きくなる傾向にある。より穏健な意見の人は沈黙するようになり、結果として集団全体が極端な方向へと動いていく。
    ・民主主義国家でも、外国政府との結託を理由に反体制的な運動が批判されることは珍しくない。例えば日本では、沖縄への米軍基地集中の是正を求める運動について「日本を分断したい中国政府が背後にいる」

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    2025年08月24日
  • ネットはなぜいつも揉めているのか

    Posted by ブクログ

    「家事と喧嘩はネットの華」確かに炎上してないとネットって湧き上がらないかも笑
    集団で生きる人間が、自分のコミュニティに変な奴がいたら排除するっていうのが本能なんだろうけど、色んな人がいるネットでそれをやったら確かにキリがないね笑
    同じニュースを見て、双方の集団がそれを自分たちにとって敵対的な報道をしてると感じるって点も面白いと思った。自分じゃない他人に変な影響を及ぼすから大変だ!ってね

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    2025年03月30日

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