下村志保美の作品一覧
「下村志保美」の「「お金が貯まる家」にはものが少ない」「がんばらない片づけ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
片づけの基本を押さえつつ、「そもそも何のために片づけるのか?」を何度も問いかけてくる本だった。
特に印象に残ったのが、
『そのキレイなリビングで過ごすのは、あなた一人。それはあなたの思い描いていたリビングの片づけのゴールでしょうか? それで幸せでしょうか?』
という言葉。
部屋がきれいになることだけを目指して、家族が窮屈になったり、関係がギスギスしてしまったら、それは本当に望んでいた暮らしなのか。
以前読んだ【家族が片付けられない】で、娘が実家を片づけようと奮闘するほど家族との空気が悪くなっていく場面を思い出し、片づけには「正しさ」だけでは解決できない部分があるのだと改めて感じた。
服についての
『判断のポイントは、今、手に取って迷っている服があなたのゴールにふさわしいかどうか』
という考え方も印象的だった。
私は服は比較的手放しやすいほうだと思っているけれど、それでも残してしまうものはある。「まだ着られるか」ではなく、「これから自分が目指す暮らしに必要か」という基準で考えてみたい。
実家じまいの章も興味深かった。
子ども側が親の家を片づける話はよく見るけれど、著者の親自身が「娘に迷惑をかけない」という自分なりのゴールを持ち、自分たちで整理を進めた体験談は珍しく感じた。実家を片づけたい側に向けたOK・NGも具体的で、実際に直面したときにはもう一度読み返したい。
片づけは、物を減らして部屋をきれいにするためだけのものではなく、「自分はどんな暮らしをしたいのか」を考え、その暮らしに近づくための土台づくりなのだと思う。
『人生を整えるための土台づくり』という言葉を忘れず、片づけそのものを目的にせず、その先の暮らしを意識しながら前向きに進めていきたい。