NTTデータ・コンサルティング・イニシアティブの作品一覧
「NTTデータ・コンサルティング・イニシアティブ」の「AI AND INNOVATION(AI・アンド・イノベーション)―AIで未来を先取りし、ビジネスを変革する方法」「AI倫理―原理、挑戦、そしてチャンス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
実際に生成AIで何ができるのか?
本書はこの疑問に答えてくれる本となっています。
各業界からの様々な取り組みや実例が紹介されていますが、おおよそのこの3つに集約されるようです。
・顧客ごとにパーソナライズ化した提案の提供。
・シンプルかつ反復性のある作業の実行。
・大量のデータを収集した上での分析。
そして、これら生成AIを利用した枠組みを各々の組織で実現させるためには何が必要なのか、と言った点についても一般論ながら触れられています。
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いわゆる生成AIの仕組みや技術的解説は最低限に抑えられています。
ビジネス向けの活用方法が中心となっており、そういう意味ではなかなか稀有な本でもあります。
特に、第3章の生成AIの利用において「企業の内部向け活用か外部向け活用か」「効率化のための活用か価値向上のための活用か」の4象限による分け方は気持ちよくまとまっており、これからの自分の考えの中でも取り込めると感じました。加えて、生成AIの具体的な活用例紹介も多く、様々なインスピレーションを与えてくれる内容となっています。
今まで数冊読んできた生成AI関連の書籍の中では一番有用で、これから生成AIをビジネスに生かそうという方、また、その課題を与えられている方は一読をお勧めします。
また、この分野のスピードは相当速いので、5年後にも続編が出ることを期待します。
Posted by ブクログ
生成AIは、様々な業務を効率的に行うことができる。
問題の対処にパーソナライズされた管理を行い、個人それぞれの情報について最適化された提案を提供することもできる。
またAIは長期的なコスト効率にも優れており、24時間365日稼働させることができる。
人間に比べれば、はるかに低コストで運用することができる。
とても有能なエージェントと言える。
AIを使用する際には、機密性の高い情報を扱う医療や、継続的な配慮を必要とする教育の場面にどのように活かすことができるのかをしっかり考えて導入することが求められる。
生成AIの活用例としては、データ分析、画像生成、インターネット検索などが挙げられる。
日常生活においては、夕食を何にするかを提案してもらい、それぞれパーソナライズさせることもできる。
生成AIの危険性としては、誤情報の拡散や偽情報の生成、ディープフェイク、またAI使用による環境破壊も懸念される。
膨大な電力消費が懸念されるので、その電力を賄うための持続可能なエネルギー的なシステムの構築や、早急な課題解決がなされなければならない。
そしてAIを使うときには戦略的思考を持つことも大事である。
成果物の質の判定は人間が行うしかない。
また予測可能な時代だからこそ、人間の深い直感も必要となってくる。
教育における革命として、生成AIを使うならば、次の2つのことを意識して使うとよい。
1つ目はパーソナライズできるということである。
リアルタイムで評価やフィードバックを行うことができる。
そしてもう1つはコンテンツの作成である。
一人ひとりに合ったコンテンツを作成することができる。
そして教育現場で使うことで留意すべきこととして、個人データを慎重に扱うことがある。
また生成AIのより創造的な使い方として、様々なシミュレーションを行うこともあり得る。
AIに立場を与えてロールプレイをさせること、コンサルティングの価値というものも根本的に変わってくる。
コンサルティングで最も大切なのは、クライアントの本質的な課題は何なのか、またその課題解決のために何ができるのかを考えることである。
これをAIとともに人間が一生懸命に考え、解決していくことが大切である。
Posted by ブクログ
生成AIが、従来の識別型AI(人間の認知的作業を補完)からさらにコンテンツ生成(人間の創造的作業を補完)まで進化したものである点が画期的であることと、その現状と今後の展望として、
●あらゆるサービスのパーソナライズ化
●人間のクリエイティブを、アイデア出しや雑務処理により支援する
を軸に社会に変革をもたらすであろうことを力説してくれる書籍。
平易な文書でわかりやすく、しかし深い納得感と洞察が得られた。
医療業務の画像診断やパーソナライズされた病状診断などが高度に行えるほか、ファッションもグルメも資産運用も娯楽も、個人の好みを深く理解した上で創造的な提案が受けられる社会になるということだ。
著者は生成AIによる課題(偽情報、人間の認知的能力の後退、犯罪的悪用、電力問題、自律型殺人兵器)にも目を向けるが、それでもなお利点の方が大きく、特にサステナビリティの実現に大きく貢献させられるはずだと楽観的に語る。このあたり、同感である。
あらゆる職業が影響を受けるが、巷で言われるように完全にとって代わられるのではなく、雑務から解放され、創造的な業務においても多くの示唆や支援が得られるパートナーであると捉えるべきだ(それをせずに仕事がなくなると騒ぐのは、自分は代替可能な範囲の価値しか生まないしそれ以上頑張りたくない、という非生産的で横柄な態度の表れであろう)。
近い未来社会、生成AIがあらゆるデバイスに搭載され、身体性を手に入れたAIが日常生活のエージェントとなって、ついには、現在の「注意を惹く」対象から「親密さを感じる」対象へと昇華して、人々は孤独からも不便からも解放されて、うまくすれば古代ローマの貴族のように、誰もが自己実現と創造性に人生リソースを費やせる(当時は奴隷階級が生活に必要な作業を担うという人間の犠牲の上に成立した社会が、AIの支援の上に成立するものとして再現される)ようになるかも知れない、と夢想できる良書であった。
Posted by ブクログ
2025年末にジュンク堂で見かけて購入。分厚さに圧倒されるところはあったが、当時AIエージェントの概観を理解したくて手に取った一冊。
生成AIとエージェント型AIの違いから入って紹介している点が理解しやすかった。
生成AIは、分析する、文章を書く、アイデアを出すところまでは非常に優秀。一方で、その内容をシステムに入力する、相手に連絡する、次のタスクを動かすといった最後の実行は人間に残る。
本に出てくる「人間がAIの配管工になっている」という表現は、結構言い得て妙だと思う。
また、エージェント型AIをレベル0〜5に分けて説明しているが、「最も自律したAIを作ればよいわけではない」という考え方も印象に残った。
目的を渡せば、必要な情報を集めて作業検討し、必要なタイミングで人間に判断を求める。複数のツールをAIが横断して仕事を進める世界への変化が起きていることを再認識できた。
月並みだが、AIが進化するほど「何をAIに任せるか」以上に、「人間は何をするのか」が重要だと思う。
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▼個人的な感想
・AIが夢を語り、人間が雑務をするという逆転が起きそう。
・人間を「AIの配管工」にしない。
・AIに何を任せるかより、人間は何をするのか。
・AIが優秀になるほど、「良い問い」と「良い目標設定」の価値が上がる。
・最も高度なAIを使うことが正解ではない。
└自律性と制御はトレードオフ。
・自分たちの仕事は、本当に人間がやる必要があるのか。
└絶対に人間がやった方が良い仕事は何なのか。