作品一覧

  • ゆびぬき小路の秘密
    4.6
    1巻880円 (税込)
    1966年、イングランド。少年バートラムは、「ゆびぬき小路」の仕立屋のおばあさんが縫いつけたふしぎなボタンを手に入れたことから、時間をさかのぼれるようになる。おばあさんは、先祖伝来の5つのボタンを、これはと思った5着の服だけに縫いつけていたのだった。ボタンのむすびつける人と人との時間が、見事なタペストリーのようにつづれ織りにされていくタイム・ファンタジー。野間児童文芸新人賞受賞作。

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ユーザーレビュー

  • ゆびぬき小路の秘密

    Posted by ブクログ

    「灰色の五つ穴は、五個でひと組。仕立て屋ウェブスタ-に、代々伝わってきたボタンだよ。」仕立て屋のおばあさんはそう言った。

    汝これを五星形につけ、我を訪れよ
    されば我、五度路をゆずり、
    汝を我がもとへ呼びよせん
    汝再びそろえ、我を訪れよ
    されば我、あまねく道をゆずり、
    汝の前によみがえらん
    我、ここより永遠に旅立つ
    荒れたる丘より谷に降り、緑の森に憩うまで

    0
    2024年02月29日
  • ゆびぬき小路の秘密

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全然知らない作家、知らない作品でしたが、とても面白くて、すごく得した気分です。
    日本人作家の作品ですが、読んでいるとスーッとイギリスの児童文学の世界に入っていきます。

    私は小さい頃から日本の児童文学より、海外のものの方が好きでした。
    なぜかとつらつら考えるに、日本の作品に出てくる子どもって教科書的ないい子なんですよ。
    私自身教科書的ないい子だったので、それってとてもつまらないと思っていました。
    それに比べて外国の作品に出てくる子どもって、もちろんいい子もたくさんいますが、親と喧嘩したり、家出をしたり、大人と駆け引きをしたりと、なんともステキにたくましいではありませんか。

    そしてこの作品も、

    0
    2024年02月19日
  • ゆびぬき小路の秘密

    Posted by ブクログ

    作者も内容も判らず手にした本が面白かった時は、何とも言えない喜びがありますな。
    古着屋で5つ穴のふしぎなボタンを付けたコートを手に入れたバートラムは時をさかのぼるのだった。
    まるで翻訳児童書のような雰囲気を持った作品です。時と人によって紡ぎ出される物語が素敵です。昔気質の気難しいおばあさんとバートラムのやり取りも、何とも微笑ましく温かいですし。ボタンを巡る現在と過去の物語はあちこちに伏線が張られ、それが解きほぐされていく様に惹き付けられます。派手さはないが、じっくりと読み浸る作品でした。

    0
    2012年04月16日
  • ゆびぬき小路の秘密

    Posted by ブクログ

    2023.11.14
    あほがみえる笑
    書いたひとは何が言いたいの?
    #タイムリープ
    #児童書
    #中学時代の鬼門の本て聞いたよ

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    2025年04月28日
  • ゆびぬき小路の秘密

    Posted by ブクログ

    著者は日本人ですが、登場人物は全員イギリス人。まるで、昔の翻訳児童書を読んでいるような気分になりました。5つ穴のボタン、星の形のボタン糸。ちょっといいなぁ。

    0
    2016年07月07日

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