ゆびぬき小路の秘密

ゆびぬき小路の秘密

880円 (税込)

4pt

4.8

1966年、イングランド。少年バートラムは、「ゆびぬき小路」の仕立屋のおばあさんが縫いつけたふしぎなボタンを手に入れたことから、時間をさかのぼれるようになる。おばあさんは、先祖伝来の5つのボタンを、これはと思った5着の服だけに縫いつけていたのだった。ボタンのむすびつける人と人との時間が、見事なタペストリーのようにつづれ織りにされていくタイム・ファンタジー。野間児童文芸新人賞受賞作。

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ゆびぬき小路の秘密 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月29日

    「灰色の五つ穴は、五個でひと組。仕立て屋ウェブスタ-に、代々伝わってきたボタンだよ。」仕立て屋のおばあさんはそう言った。

    汝これを五星形につけ、我を訪れよ
    されば我、五度路をゆずり、
    汝を我がもとへ呼びよせん
    汝再びそろえ、我を訪れよ
    されば我、あまねく道をゆずり、
    汝の前によみがえらん
    我、ここ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年04月16日

    作者も内容も判らず手にした本が面白かった時は、何とも言えない喜びがありますな。
    古着屋で5つ穴のふしぎなボタンを付けたコートを手に入れたバートラムは時をさかのぼるのだった。
    まるで翻訳児童書のような雰囲気を持った作品です。時と人によって紡ぎ出される物語が素敵です。昔気質の気難しいおばあさんとバートラ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年07月07日

    著者は日本人ですが、登場人物は全員イギリス人。まるで、昔の翻訳児童書を読んでいるような気分になりました。5つ穴のボタン、星の形のボタン糸。ちょっといいなぁ。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年02月19日

    全然知らない作家、知らない作品でしたが、とても面白くて、すごく得した気分です。
    日本人作家の作品ですが、読んでいるとスーッとイギリスの児童文学の世界に入っていきます。

    私は小さい頃から日本の児童文学より、海外のものの方が好きでした。
    なぜかとつらつら考えるに、日本の作品に出てくる子どもって教科書的...続きを読む

    0

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